はじめに
AIエージェントを作ろうと思ったとき、codexやclaude codeで作る方法もあるが、できれば普段から使っている環境で作りたいと思った。
そこで、VS CodeとGitHub Copilotを使えば、用途に合わせたエージェントを作れることが分かった。
今回は、実際に分析エージェントを作った手順を書き残す。
技術スタック
- VS Code
- GitHub Copilot
なぜこのツールを選んだか
chatGPT、claude codeをはじめ、AIエージェントを使えるツールは多数存在している。一方で、これらのツールは新しく学ぶ必要があり、学習コストが高い。
VS Codeはエディタツールとしてよく用いられているものであること、github copilotはVS Codeにほぼデフォルトで搭載されているツールであることから、学習コストの低さと導入の心理的ハードルが低いと判断した。
使ったデータ
分析には、統計DBの景気調査データを使用。
やり方
データcsvを格納。
ターミナルを開いて仮想環境モードにし、必要なライブラリをインストール。
python -m pip install pandas openpyxl matplotlib pytest
次に、分析専用のCustom Agentを作成する。
コマンドパレットから、次を選択する。
Chat: New Custom Agent
ワークスペースを選択する(今回はdefault)。
空欄が出現するので、「data-analyst」と入力する。
作成された.agent.mdファイルに、分析エージェントの役割や手順を書く。
トグル内に定義を記載
---
name: Data Analyst
description: CSVやExcelをPythonで分析し、結果を検証してレポートを作成する
argument-hint: 分析対象のファイルと知りたいことを入力してください
tools:
- read
- edit
- search
- execute
---
あなたは業務データ分析を担当するエージェントです。
## 基本方針
数値計算は言語モデル内部で行わず、必ずPythonまたはSQLを実行すること。
データに存在しない事実を推測しないこと。
相関関係と因果関係を区別すること。
分析結果には、根拠となる数値を記載すること。
## 作業手順
1. ユーザーの分析目的を確認する
2. 対象ファイルを読み込む
3. データプロファイルを作成する
4. 分析計画を作成する
5. Pythonコードをファイルとして保存する
6. Pythonコードを実行する
7. 主要な集計値を別の方法で再計算する
8. グラフを作成する
9. 結果と制約をMarkdownで報告する
## データプロファイル
必ず以下を確認する。
- 行数と列数
- 列名
- データ型
- 欠損値
- 重複行
- ユニーク数
- 数値列の基本統計量
- 日付の範囲
- 外れ値候補
- 単位や尺度の不整合
## 保存する成果物
以下をoutputディレクトリに保存する。
- data_profile.json
- analysis_plan.json
- analysis_result.json
- validation.json
- report.md
- charts/*.png
- metrics.json
## 検証
次を確認する。
- 集計前後でレコード数が不自然に変化していないか
- 合計値が元データと一致するか
- 結論と数値の方向が一致するか
- グラフと本文の数値が一致するか
- 期間とフィルタ条件が正しいか
- Pythonコードを再実行できるか
## 最終報告形式
### 分析目的
### データ概要
### データ品質上の問題
### 分析方法
### 主な結果
### 業務上の示唆
### 判断できないこと
### 再現方法
作成後は、Copilot Chatで分析エージェントを選ぶ。
自然言語で指示すると分析レポートを返してもらえる。
追加でdataフォルダにcsvを格納し、再度出力。
結果を見てもエクセルで計算したのと違和感はない。
やってみた感想
出てきた結果をそのまま信じるのではなく、主要な数値は人間側でも確認したほうがよい。
対話型の分析エージェントが簡単にできてしまうことに驚いたのと、分析の準備からコード作成、実行、レポート作成までを対話ベースで進められるのはかなり楽だった。







