0
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

オブジェクトのプロパティと変数

Last updated at Posted at 2018-08-31

##JSにおいてプロパティと変数は同じもの。

  • オブジェクトはプロパティの集合体。プロパティは、名前(キー)と値のペアである。
  • 変数を宣言し格納するときは、キーと値のペアを指定している。
js
const obj = {x:3, y:5}; //キーと値のペア
const value = 1; //キーと値のペア

オブジェクトobjのプロパティとして x = 3, y = 1 が存在するのと同じように、value = 1 もまたオブジェクトのプロパティとして存在している。

=> グローバルオブジェクトのプロパティに存在している。

以下にその証明を書く。

js
const obj = {x:3, y:5};
const value = 1;

console.log(obj.x) //3
console.log(this.value) //1
//トップレベルコードのthis参照は、グローバルオブジェクトを参照している。

つまり、変数もまたグローバルオブジェクトのプロパティである。

##グローバル変数とローカル変数

変数名 ローカル変数 グローバル変数
意味 関数内で宣言した変数。関数の引き数。 関数の外(トップレベルコード)で宣言した変数。
参照先 その関数の中でのみ参照できる。 プログラム全体からアクセスできる。
オブジェクト Callオブジェクト グローバルオブジェクト
変数名解決 Callオブジェクトのプロパティ、トップレベルコードのプロパティ トップレベルコードのプロパティ
注意点として、if文などで使われるブロックスコープはスコープを持たないので注意。

###Callオブジェクトについて
Callオブジェクトとは、関数が呼ばれたときに暗黙に生成されるオブジェクトのこと。そしてローカル変数とは、暗黙に生成されるオブジェクトのプロパティである。そのためローカル変数はCallオブジェクトの生存期間のみ利用可能である。

ただし上記には例外がある。それがクロージャ。
クロージャでは、関数を抜けたあともローカル変数は存在し続ける事ができる。

###変数名の解決
コード上に変数名を書いたときに、その値を探すことを変数名の解決という。
ローカル変数は、外側に向かって関数内のCallオブジェクトを探しはじめ、最後にグローバルオブジェクトのプロパティを探す。

##変数とプロパティの存在チェック

宣言していない変数は ReferenceError
存在しないプロパティへアクセスすると、undefined

js
console.log(x); //"x is not defined"
console.log(this.x); //undefined 

//変数aの判定チェック
var a = 10;
if('a' in this) {
  var b = a;
} else {
  var b = 7;
}
0
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?