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インフラエンジニア(20代後半)の最大手Slerへの転職体験記

Last updated at Posted at 2025-09-05

20代後半・インフラエンジニアの転職体験記

~IT未経験から大手Slerへ備忘録〜

プロフィール

年齢:29歳
卒業大学:日東駒専卒
職種:インフラエンジニア(オンプレ中心→クラウド)
転職回数:2回
1社目:電気設備メーカー
2社目:中堅SIer
3社目:大手SIer(プライムベンダー)


はじめに

はじめまして。
都内でインフラエンジニアとして働いています。
ITとは無縁の業界からキャリアをスタートし、社会人4年目のタイミングでIT未経験からIT企業へ転職し、2回目の転職で大手Sler(プライムベンダー)から内定を得ました。
優れた学歴や突出した技術があったわけではありませんでしたが、自分の年齢の売れ時と選択の軸の明確化で内定に至ったと考えています。

この記事は、
・大手Slerへ転職を考えている方
・インフラエンジニアでIT転職を考えているが流れが分からない方
・優れた学歴や突出した技術はないが再現性ある事例が知りたい方

上記のような方々に向けて、決してSNSで話題になるような優秀なエンジニアではない筆者も内定を得ることができ、この記事を読んでいただける方にとっても比較的再現性の高い過程と内容をまとめたものです。


2回目の転職

転職時点:社会人7年目、29歳(学部卒)
業務内容(約3年):小中規模の企業を中心にインフラの設計・構築を担当
・1〜2年目:オンプレ環境(サーバ/ネットワーク)の設計・構築
・3年目以降:AWS環境の設計・構築
・体制:5名未満の案件でリーダー経験あり

当時、私が保有していた資格をご紹介します。

  • ITパスポート
  • 基本情報技術者試験
  • AWS Certified Solutions Architect – Associate
  • AWS Certified Cloud Practitioner

転職活動の準備

いきなり応募はせず、まずビズリーチでスカウトの感触を確認しました。
その結果、自分が思ってたより日系大手や外資からのオファーが一定数あり(企業側は経歴も見ずに送ってるかもしれませんが)20代のうちに市場で挑む価値を再認識しました。

市場調査で見えたポイント:

  • 市場全体としてエンジニア不足
  • インフラは設計・構築を2年以上経験していると年収が上げやすい
  • 20代ならポテンシャル採用の土壌ある
  • 年収を上げるには商流を上げる(元請側へ)のが近道
  • 自社開発は技術スタックへの適合度が高く求められる

このような市場の傾向から、今回の転職では次の2点を転職の軸として設定しました。

1.商流を上げる(元請け・プライム志向)
2.受託開発で大規模な案件に触れられる環境

そのうえでIT特化の転職エージェントに登録しました。

使った転職媒体

  • ビズリーチ(ダイレクトスカウト)
  • キッカケエージェント(IT特化)

今となっては、このエージェント選びが今回の転職の最大の成功要因だったと思っています。
キッカケエージェントは若手エンジニアの支援実績が多く、面接対策/書類添削/ロールプレイまでエージェントの方1人ではなく役割分担で専門の担当の方がいらっしゃるので手厚い支援が得られました。


面接でよく聞かれたこと

  • 障害の経験はあるか
  • なぜ転職を志望したのか
  • 自分で何か勉強・検証したことはあるか
  • チームでのコミュニケーションの仕方

私の受けていた受託開発企業では書類選考後の面接では技術力というよりも、学習の継続性と現場での再現可能な貢献、チームワーク等が評価軸という手応えでした。


転職活動結果

応募数:9社
書類選考通過:4社
一次面接通過:4社
最終面接通過(内定):2社(※1社は途中で辞退)

全体としての内定獲得率は22%程度でした。
一次面接は通過率100%だったので現場メンバーからのフィット感は一定数得られていたと自己評価しています。
最終面接に1社落ちたときは落ち込みましたが(笑)


転職してどうだったか

結果的に大手SIerに入社を決めました。
配属された部署はAI/クラウドのモダン化が想像以上に進んでおり、優秀な同僚に囲まれて学習速度を強制的に上げられる環境です。
働き方はリモートも選べて勤務体系に柔軟性が増し、収入も向上しました。

改めて今回の転職で感じたのは「進化は居心地の悪いところにしかない」という言葉です。
厳しい指摘や周りに追い越されるかもしれないという高い水準の中でこそ成長速度が上がると実感しています。


転職して気づいたこと

  • 安定=安心じゃない
  • スキルや業務の質をあげるには、環境も大事
  • 転職は「逃げ」じゃなくて「選択肢の拡張」

この記事を読まれている方は、向上心が高く様々な情報から取捨選択を試みている優秀な方だと思います。
転職活動や経歴の棚卸しに挑戦し、結果として現職に残ることも選択肢の一つだと思っています。
一方で、挑戦をせず行動しない事は後々の後悔に繋がると思いますので、是非自分の気持ちに素直になって行動してみて下さい!


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