プロジェクトを進める中で、利用しなくなったブランチがたまってしまうことはよくあります。
そこで、ブランチを1つ1つ手動で削除するのは手間がかかるため、マージ済みのブランチだけを対象としてローカルのブランチを一括で削除する方法を紹介します。
コマンド実行
以下のコマンドを使用することで、マージ済みのブランチだけを対象としてローカルのブランチを一括で削除することができます。
git branch | xargs git branch -d
このコマンドは、以下の手順で動作します。
-
git branch --merged
: このコマンドは、現在のブランチがマージされたブランチの一覧を表示します。 -
grep -v "\*"
:grep
コマンドはテキストを検索するためのコマンドです。-vオプションは、指定したパターンに一致しない行を表示することを意味します。ここでは、アスタリスク(*)に一致しない行(現在のブランチを除く)を表示します。 -
xargs -n 1 git branch -d
:xargs
コマンドを使って、マージされた各ブランチに対してgit branch -d
を実行します。-n 1
オプションは、1つずつの引数を使ってgit branch -d
コマンドを実行することを意味します。これにより、アスタリスクがついた現在のブランチを削除するのを避けることができます。
補足
もしJetBrain製品(例: IntelliJ IDEA)を使用している場合は、GitToolBoxというプラグインを導入することで、GUIを使って一括でブランチを削除する方法もあるので検討してみて下さい。