はじめに
今回は実際にModを作っていきます。Modのディレクトリの構成について書いていきます。
(前回と同じ)
最近始めたBrotatoというゲームでModdingを始めるにあたり、Godotの基礎知識やBrotatoのModLoaderの仕様などでいくつか詰まったところがありました。そのため、自分自身のための備忘録も兼ねて、Moddingを考え
ている方に向けて記事を書くことにしました。
本記事について
前回に引き続きこちらのModding Guideを参考にしています。
一部画像にモザイクをかけていますが、逆コンパイルしたソースコードは公開しないようにするためです(念のために)。
(前回と同じ)
私自身Godot初心者であるため、間違いや誤った認識が多々あると思います。ご了承ください。
Modの追加
前回作成した逆コンパイルしたゲームデータのディレクトリ直下に mods-unpacked
というディレクトリを追加します。画像はGodotのディレクトリ画面の様子です。
そのディレクトリ内に、以下のような構成でファイルを作成してください。
# 構成
.
└── mods-unpacked/
└── <作者名または団体名>-<Mod名>/
├── manifest.json
└── mod_main.gd
# 例
.
└── mods-unpacked/
└── makizakao-ExampleMod/
├── manifest.json
└── mod_main.gd
manifest.jsonについて
msnifest.json
はGodotエディタ上で作成できず、表示もされないので注意してください。
-
name
とmamespace
- それぞれディレクトリ名の
<Mod名>
、<作者名または団体名>
に対応させる
- それぞれディレクトリ名の
-
version_number
- Modのバージョン名を記入
-
dependencies
- 別のModの要素を使用する場合はここにmod名を記入
-
authors
- こちらは作者の名前を配列で記入
-
compatible_mod_loader_version
- ゲームバージョンによって変わる
- ゲームバージョンが
1.1.8.1
の場合は6.0.0
でよい
-
compatible_game_version
- ゲームバージョンを記入
{
"name": "Mod名",
"namespace": "作者名または団体名",
"version_number": "0.0.1",
"description": "Modに関する説明文",
"website_url": "URL",
"dependencies": [
"<前提Modの作者名>-<前提Modの名前>"
],
"extra": {
"godot": {
"incompatibilities": [],
"authors": ["作者名"],
"compatible_mod_loader_version": ["6.0.0"],
"compatible_game_version": ["1.1.8.1"],
"config_defaults": {}
}
}
}
mod_main.gdについて
ここにModの初期化処理を記述します。今回は何も追加していないので、以の内容を記述すれば動作します。
extends Node
Modの動作確認
Godotエディタ上の実行ボタンを押してゲームを起動してみましょう。起動後に Mod
をクリックすれば、作成したModが表示されていると思います。
画像ではたくさんありますが、すでにいくつか作成しているのと作成したmodの前提modが入っているだけなので無視してください。
おわりに
今回はModを作成してみました。次回はアイテムを追加したりキャラクターを追加してみたりする予定です。