個人開発したアプリをメンテナンスしておらず、Ionicがv5のままでした。
現在Ionicはv7が最新です。最新にするために、一旦v5からv6へアップデートします。
環境
ライブラリ | 旧バージョン | 新バージョン |
---|---|---|
@ionic/core | 5.3.4 | 6.7.5 |
@ionic/react | 5.3.4 | 6.7.5 |
react | 16.13.1 | 17.0.2 |
react-router | 5.2.0 | 5.2.0(v6にはしない) |
アップデート手順
公式サイトに手順が掲載されています。
Reactのアップデート
Ionic6はReact17+をサポートしているとのことで、17にアップデートします。
npm install react@17 react-dom@17
Ionicのアップデート
npm install @ionic/react@6 @ionic/react-router@6 @ionic/core@6
設定ファイルの編集
testフィールドを更新して、transformIgnorePatternsを含めます。
scripts": {
"test": "react-scripts test --transformIgnorePatterns 'node_modules/(?!(@ionic/react|@ionic/react-router|@ionic/core|@stencil/core|ionicons)/)'",
//省略
}
App.tsxの編集
setupConfigをsetupIonicReactに置き換えます。
import { setupIonicReact } from '@ionic/react';
//省略
setupIonicReact({
mode: 'md'
});
コントローラのインポート部分の編集
@ionic/coreから@ionic/core/componentsに更新します。
コードの修正
変更のあるコンポーネントを使用している場合に、コードを編集します。
私の場合は、以下の編集をしました。
Datetime
自動でローカライズしてくれるようです。
displayFormat、displayTimezone、pickerFormatを削除しました。
<IonDatetime
className='ion-text-center'
- displayTimezone='Asia/Tokyo'
- displayFormat='YYYY年MM月DD日'
+ presentation="month-year"
value={hoge_date}
placeholder='Select Date'
- onIonChange={(e) => setDiagnosisDate(e.detail.value)}
+ onIonChange={(e) => setDiagnosisDate(event.detail.value.toString())}
/>
Modal
cssClassプロパティが無くなっていました。
<IonModal
isOpen={show_modal}
- cssClass='modal-tag'
+ className='modal-tag'
onDidDismiss={() => {setShowModalEdit(false)}}
>
アップデート後、無事に動作しました。
次はv7へのアップデートです…!
react-routerもv5からv6で大幅な変更があるようです。
そちらも対応していきます。