マスタメンテ画面とは
システム上、その値が無ければ動作する事ができない設定値等を管理する画面の事で、具体的には商品マスタ、取引先マスタなどが挙げられます。
マスタメンテ画面の辛い所
システム上、重要な位置付けにあるマスタメンテ画面ですが、見積り、実装になると極端に低い値を叩き出す事で有名です (金額という数字も含む)
マスタメンテ画面は必要だが 実装単価が安い(というか0に近い) というのが実態ではないでしょうか(私だけかもしれませんが)
作らないと怒られるし、作る時間も無いものを作らなければいけない場合、最低限のコストで出来ないか、というのを考えたもが プリザンターで実現する という方法になります。
プリザンターとは
プリザンターは、無料で使えるOSSのノーコード・ローコード開発ツールです。
パッケージソフトには真似できないほど業務にフィットしたWebアプリを、フルスクラッチとは比べ物にはならないスピードで簡単に作成できます。(公式より)
実装方法(考え方)
実装方法というか考え方に近いニュアンスですが プリザンターにデータを格納してRestAPIで取ってくる といものです。
マスタメンテ画面はプリザンターで作成し、RestAPI経由で必要なパラメータを取得する、という流れです。API仕様については本家のドキュメントを参考にしています。
プリザンターの魅力
プリザンターをマスタメンテ画面として使う魅力を考えてみました。
オンプレ環境にインストールできる
プリザンターはオンプレに展開可能ですので、ネットワークの閉ざされた環境であっても構築することができます。
クラウド環境対応
プリザンターはAzure等のクラウド環境にも対応しているので、インターネットからデータを更新したいシステム等がある場合、非常に便利です。
更に、プリザンターに複数のシステムからなる設定値を格納する事も可能です。
デメリット
素晴らしいプリザンターですが、いくつかデメリットがあります。
考えられるデメリット
- マスタメンテ画面となるプリザンターを更新する、というメンテナンス作業が発生する
- プリザンター用にパスワード等を管理する必要がある
最後に
規模にもよるかもしれませんが、プリザンターをマスタメンテ画面として利用する事を検討するのは価値があるのではないでしょうか。