はじめに
ある日こんな質問を受けました。
「プリザンターの項目で検索するときに、実際の表示名ではなくコード値を入力して検索できないか?」
例えば 「顧客A」 を探すときに 「001」 で検索できるようにしたい、というものです。
その場ではうまく答えられなかったのですが、頭の片隅にずっと引っかかっていました。後日ふとやる気スイッチっぽいものが入り、試してみた結果をまとめておきます。この記事はその忘備録です。
参考情報
テーブルの構造を眺めていた時に「多分この列を検索対象にしているのだろう」と目星はついていたので、実現できるだろうという確信はありました。
実際に試してみる
今回はサンプルとして、顧客マスタと商談の2つのテーブルを用意し、顧客マスタに登録した情報を商談から検索できるようにします。
顧客マスタの作成
「顧客マスタ」という記録テーブルを作り、顧客名と検索用の文字列を内容欄に格納します。
顧客A
顧客B
商談の設定
商談テーブルに「顧客マスタ」欄を追加し、検索機能を使うにチェックを入れます。
選択肢一覧には顧客マスタのサイトIDを設定します。
商談テーブルの顧客マスタ項目をクリックすると検索画面が表示されます。
実際の挙動
内容欄に登録した文字列で検索できることを確認できました。
日本語で「ほげほげ」「ふがふが」といった文字列を入力しても、問題なく検索対象になります。
まとめ
プリザンターの検索機能は、表示名だけでなく「内容欄」に仕込んだコード値や任意の文字列も検索対象にできることが分かりました。
つまり、業務でよくある「コード値で検索したい」という要件も工夫次第で実現可能です。
同じ悩みを持つ方の参考になれば幸いです。





