はじめに
わかってみると同じような記事はいろいろあったのですが、とりあえず現時点で表記のことを行うための手順をメモします。
そもそもなぜこの手順が必要なのか
Jupyter Notebookの前提になっているanacondaには不足モジュールの追加導入の機能があり、本来はこの機能を使うだけで簡単にKerasも使えるようになるはずです。
しかし、現在
anacondaで導入されるpython: version 3.7
kerasの前提のpython: version 3.6
となってしまっており、単純な追加導入ではkerasが導入できないのです。
対応手段
anacondaには、仮想環境追加機能があり、ベースとまったく別のpython環境を作ることができます。この方法を使って初期導入環境とは別のpython 3.6環境を別途作ることになります。
前提
"Anaconda 2018.12 for Windows(Mac) Installer"をダウンロード、インストールした直後の状態を前提とします。この本体の導入手順に関しては他に手順書がいろいろあるので省略します。
手順 (Windowsの場合)
それでは、Windowsの場合の具体的な手順を説明します。
anaconda promptの起動
図のようにWindowsメニューからAnaconda3配下の"Anaconda Prompt"を選択します。
conda コマンドの実行
プロンプトから下記のコマンドを順に実行します。
Yes / Noの確認のプロンプトが表示されたらすべてYで答えるようにします。
仮想環境 keras-env の作成
(base) C:\Users\makaishi> conda create -n keras-env python=3.6
仮想環境 keras-env の活性化
(base) C:\Users\makaishi>activate keras-env
仮想環境に追加モジュールの導入
(keras-env) C:\Users\makaishi>conda install matplotlib
(keras-env) C:\Users\makaishi>conda install scikit-learn
(keras-env) C:\Users\makaishi>conda install jupyter
(keras-env) C:\Users\makaishi>conda install tensorflow
(keras-env) C:\Users\makaishi>codna install keras
Anaconda Navigatorの起動
WindowsメニューからAnaconda3配下の"Anaconda Navigator"を起動します。
下の画面が表示されたら、
①Application onのドロップダウンを"keras-env"に変更
②Jupyter Notebookの下の「Launch」ボタンをクリック
します。
Notebookの読み込み
これで、Jupyter Notebookが起動されるので、あとはいつものようにipynbファイルを読み込んでnotebookファイルを実行します。
下の図のようにKerasのライブラリが使えるようになっているはずです。
手順(Macの場合)
Macの場合は普通にターミナルを開いて以下のコマンドを実行します。
$ conda create -n keras-env python=3.6
$ conda activate keras-env
正しく実行されると、プロンプトが以下のような表示に変わります。
(keras_env) xxxxx:~ makaishi$
Activate後の手順は、Windowsの場合と同じになります。
補足 Macの場合の問題回避策
事前導入済みソフトの状況などに依存するのだと思いますが、私のPC(Mac)では、上の手順だけでKerasのコードがうまく動きませんでした。(Keras自体は動いているようにみえるが、その後でmatplotlibでグラフ描画しようとするとリセットされてしまう)
いろいろ調べて、下記のコマンドをNotebookの冒頭に入れると、問題が回避できることがわかりました。
# Macの問題回避
import os
import platform
if platform.system() == 'Darwin':
os.environ['KMP_DUPLICATE_LIB_OK']='True'