面倒解決エンジニアの森田ユウゴです。
台湾からお届けする「#kintone100日チャレンジ」の 6 日目。
昨日作成した「kintone Config Exporter...kin for Git」がかなり有用と自我自賛しており、今日は少し捻ったテーマに挑戦してみました。
本日は結果として「マウスジェスチャー実行プラグイン」を開発しました!
今回は「こんなはずじゃなかった…」という盛大な軌道修正の記録も兼ねています。
「マウスジェスチャー実行プラグイン」について
🎯 なぜ開発したか?(現場の課題とベネフィット)
- 現場の「不」: kintoneには「e」で編集、「c」でレコード追加などの便利なショートカットキーがあります。しかし、**「マウスを持った手をキーボードに戻すのすら面倒くさい!」**という極度の面倒くさがり(私です)のために、右クリックジェスチャーでこれらのショートカットを呼び出せないかと考えました。
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導入後の世界(ベネフィット): 結論から言うと、当初の野望は失敗に終わりました。妥協の産物としてブラウザ操作(戻る・進む・更新)のみの実装となりました。
前向きにプレゼンするのなら、「社内セキュリティポリシーで便利なChrome拡張機能の一律導入が禁止されている」といったガチガチの環境でも、kintoneアプリ単体で直感的なマウス操作を実現し、日々の無駄なマウス移動を削減できます。
✨ これで出来ること(機能概要)
まずはこちらをご覧ください。
- 右クリック+ドラッグでの直感操作: 上下左右の4方向へのドラッグに対して、「ページを更新」「戻る」「進む」「何もしない」のアクションを実行できます。
- ジェスチャー軌跡のビジュアルフィードバック: 右クリックを押しながらマウスを動かすと、画面上に青いグラデーションの軌跡ラインがリアルタイムで描画されます。AIがサクッと書いてくれた割に、操作感が良くて気に入っています。
- 画面ごとの個別アクション設定: レコード一覧、詳細、編集、追加の4つの画面それぞれで、方向ごとの挙動をプラグイン設定画面から柔軟にカスタマイズ可能です。
課題
今回は開発の過程でぶつかった壁そのものが最大の課題です。
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【敗北宣言】kintone標準ショートカットはマウスで再現できなかった
当初、AIへのプロンプトでは「右クリックジェスチャーで、kintone標準のキーボードショートカット(eキーなど)を擬似的に発火させてほしい」と指示し、AIも素直にKeyboardEventを発火させるコードをドヤ顔で出力してきました。しかし、動きません。理由は現代のブラウザセキュリティの壁です。JavaScriptから生成された擬似的なキーイベントは、セキュリティ上の理由から(イベントのisTrustedプロパティがfalseになるため)、ブラウザやkintone本体に「本物のユーザーのキー入力」として認識されず、アクションが発火しないのです。この制約を突破できず、今回は確実なWindow操作である「戻る・更新」等に留めました。 -
「これ、Chromeの拡張機能でよくない?」という賢者タイム
妥協してブラウザの「戻る・進む」を実装している最中、「あれ、これわざわざkintoneのプラグインで作らなくても、汎用的なマウスジェスチャーのChrome拡張機能を作った方が良くないか?」という根源的なツッコミが脳内をよぎりました。
今回は「拡張機能が禁止されている企業向け」という大義名分でカバーしていますが、当初の「kintoneならではの課題を解決する」という具体性からは少し遠のいてしまいました。とはいえ、JavaScriptの操作次第でkintoneのUX(ユーザー体験)をここまで根本からいじれるという可能性に改めて気づけたのは、大きな収穫でした。
さいごに
明日もお楽しみに!
下記のブログもご覧ください!
👉 【#kintone100日連続チャレンジ】AIにkintoneカスタマイズを100%任せたらどこまでいけるか?現役フリーランスの「100 Days of kintone Hacks」始動!
👉 ココナラで「kintone有資格者が導入や運用の相談にのります」サービスを開始します!
2026/4/15追記…下記の通り、ソースコードとプロンプトについては公開を停止します。
#kintone100日チャレンジ 方針変更
— 森田ユウゴ@マジナライフ (@majinalife_blog) April 15, 2026
Githubの公開を停止します。
免責に書いてきた「ほぼ100%AI生成」のリスクが伝わらず、いつの間にか本番適用される危うさを察知しました。
また、私が100%AIで納品する人材だと思われるのも本意ではないので…
詳細は記事にて!👇https://t.co/5etpecPA8A
