はじめに
多くの開発者が日常的に使用しているnpmですが、その仕組みや重要性を深く理解している人は意外と少ないのではないでしょうか。
私もそうです。
この記事では、調べて分かったnpmについてのいろいろを説明していきます。
npmって?
npmはNode Package Managerの略称で、JavaScriptのパッケージ管理ツールです。
Node.jsのデフォルトパッケージマネージャーとして広く使用されています。
パッケージのインストールと管理、バージョン管理、そして依存関係の解決という割と重要めな役割を担っています。
npmの歴史
npmは2010年にIsaac Z. Schlueterによって開発されました。
Node.jsの普及と共に急速に成長し、現在では世界最大のソフトウェアレジストリとなっています。
150万以上のパッケージが登録されており、その数は日々増加しています。
2020年にはMicrosoftがnpmを買収し、将来的にはGitHubとnpmの統合が進むと言われています。
npmの基本的なところ
npmの基本機能は主に三つあります。
まず、パッケージのインストールです。
npm install <パッケージ名>
よく使うこれですね。
次に、package.jsonファイルの役割があります。
このファイルはプロジェクトの設定や依存関係を管理する重要なファイルで、npm init
コマンドを実行することで生成されます。
name
、version
、dependencies
、devDependencies
、scripts
などの主要な項目が含まれています。
あとは、依存関係の管理ですね。
いい感じに管理してくれます。
npmを使うと何がうれしいか
まず考えられることはコードの再利用性でしょうか。
膨大な数のパッケージにアクセスできることで、コードの再利用性あります。
プロジェクトの再現性が高いのも大きな利点です。
package.json
ファイルさえあれば、どの環境でも同じ開発環境を再現できます。
npmの注意点
npmを使用する際には、いくつかの注意点があります。
npmに限った話ではありませんが、セキュリティリスクには当然留意する必要があります。
信頼できないパッケージを安易にインストしないように。
また、依存関係が複雑になりすぎると、いわゆる「依存地獄」に陥る可能性があります。
パッケージの品質管理も重要で、人気のあるパッケージでも品質にばらつきがあることを認識しておきましょう。
最後に、使用するパッケージのライセンスを確認することも忘れてはいけません。
オープンソースのライセンスには様々な種類があり、ライセンスによって扱い方がかなり変わってきます。
知らないうちにライセンス違反をしている方を見かけることも多々あるので、理解することは割と重要な気がします。
さいごに
npmは単なるツールではなく、モダンなJavaScript開発の中心的存在です。
サーバーレス然り、最近のイケイケしてるモダンな開発では避けて通れません。
インターフェースは比較的単純で単に使うだけであればわりかし簡単にはじめられるので習得しておくとしあわせになれます。
この記事が誰かのお役に立てれば幸いです。
それでは。
参考