#初めに
これは完全に備忘録
windows10上での話。
大学院の授業で、Processing2を使うことになったのだが、これが、まぁ使いにくい。
授業の内容は結構面白い(フラクタルやカオスについてなど)が、課題でProcessing2を使用して色々やれと言われたが、元々患っていたIDEアレルギーもあって、課題をやりたくない。実際今も、明日昼までの課題についてほぼ手を付けていない。
(初めてプログラムに触れたのが、Arduino(中身はProcessing)だったが、今あの環境でコード書くのはしんどい。)
このままでは落単してしまうので、いつも使用しているVSCodeで、processing2を動かせるようにした。
以下のサイトを参考にVSCodeを改造したが、躓いたところがあったので、メモとしてこの記事を残す。
#参考サイト
全体の流れは、以下のサイトを参考に行った。
参考サイト1
参考サイト2
参考サイト3
体感的には、参考サイト2が特に丁寧に書かれていた。
なお、あらかじめ、Processing2はインストールされているものとする。
(インストールフォルダの中にある、__"processing-java.exe"__が必要。)
具体的に行った作業は、
- VSCodeに"Processing Language "を入れる。
- Processingのビルドタスクを楽に実行するために、"tasks.json"をいじる。
メインの作業は、"tasks.json"をいじることだが、具体的な内容は、参考サイトを参照せよ。
結果作成したのが以下。
{
"version": "2.0.0",
"tasks": [
{
"label": "Run Processing Sketch", // わかりやすい名前を付ける
"windows": {
"command": "C:\\Program Files\\processing-2.2.1\\processing-java.exe", // ここのパスはご自身の環境に合わせてください
},
"type": "process",
"args": [
"--force",
"--sketch=${fileDirname}", // スケッチのフォルダまで指定する。ファイルは指定しない。
"--run"
],
"group": {
"kind": "build", // Ctrl+Shift+Bで実行したい(=楽したい)のでbuildにする
"isDefault": true
},
"presentation": {
"reveal": "always", // 画面表示を常に行う
"panel": "new" // 新しいterminalで実行する
}
}
]
}
#上記参考サイトだけでは解決できなかった問題とその解決
なんか、こんなエラーコードが出た。
以下のエラーコードは、sample2.pdeを実行しようとしたときのもの。
(processingの注意点として、同盟フォルダの中にソースファイルを置いておく必要がある。
(例:sample2の中にsample2.pde))
An output path must be specified.
ターミナル プロセス "C:\Program Files\processing-2.2.1\processing-java.exe '--force', '--sketch=C:\Users\[sample2.pdeがあるフォルダまでのpath]\sample2', '--run'" が起動に失敗しました (終了コード: 1)。
出力はどこ?と怒られた。
なんやかんや調べると、このサイトに出会ったので、これを参考に以下の1行を加えた。
{
"version": "2.0.0",
"tasks": [
{
"label": "Run Processing Sketch", // わかりやすい名前を付ける
"windows": {
"command": "C:\\Program Files\\processing-2.2.1\\processing-java.exe", // ここのパスはご自身の環境に合わせてください
},
"type": "process",
"args": [
"--force",
"--sketch=${fileDirname}", // スケッチのフォルダまで指定する。ファイルは指定しない。
"--output=${fileDirname}\\output", //付け加えた1行
"--run"
],
"group": {
"kind": "build", // Ctrl+Shift+Bで実行したい(=楽したい)のでbuildにする
"isDefault": true
},
"presentation": {
"reveal": "always", // 画面表示を常に行う
"panel": "new" // 新しいterminalで実行する
}
}
]
}
これをもとにビルドを実行すると、スケッチのフォルダの中に、"output"というフォルダが作成され、.pdeファイルは実行される。
イメージ例(このサイト参考)
sample2
├sample2.pde//ソース
└output//生成されたフォルダ
└生成されたよくわからないもの
なぜ、参考サイトの方法では、processingが動かなかったのか
推測の域を出ないが、多分、processingのバージョンが古いことが原因ではないかと考えられる。
参考サイトはどれも、Processing3についての話であったが、自分が使用しているのは、Processing2である。
まぁ、何はともあれ、Processing2をVSCodeでいじれるようになったので幸せである。
課題を今から始めるとする。