こちら、下記のイベントの参加記事です。
転職活動自体はまだしてなくて、退職後現在までにしてきたことのまとめです。
内容としては、Webエンジニア(バックエンドエンジニア) → Webフロントエンドの業務委託のフリーランスへの転職準備の記録です。
ただ、あまり「Webフロントエンドになる」「フリーランスになる」のあたりは主旨が分散してしまう都合触れていないものになります。
自己紹介
- 40代 女性エンジニアです(内容に関わるので、書いときます)
- 社会人(エンジニア歴) 8年目くらい
- 経歴: SE7年弱 → Webエンジニア(バックエンド主) 1年半 → (同時期 副業) Webフロントエンド特化プログラミングスクール講師兼開発の業務委託 1年
- 30代はメンタルで病んでしまって、離職して療養をしています
経歴などは下記の記事で書いています。
前職の離職: 2024年2月末
2024年1月(在職中) オンラインのコミュニティへ初参加
お正月に勢いでオンラインの有料コミュニティに入りました。
Webエンジニアの仕事をしていたのですが、20代 SE→30代 離職→39歳でWebエンジニア(スタートアップ企業)への異業種転職をしたので、本業・副業ともに20代(エンジニア歴2年目)などの上司の下で仕事をしていました。
「自分は拡張性とか考えるとこのコードやクラス設計がいいと思う」という内容のものでも、頭ごなしにきつい言葉でレビューの変更指摘をされることがあり、さらに上の方もそういった若い方を支持されていました。元々自分に自信を持ってる程ではなかったため、悪い人ではない若いから仕方がないと思いつつもうまくいかず現状に自己肯定感を持てず、息苦しさなどを感じていました。
とりあえず、もっと広い世界が見たいと、コミュニティに参加しました。
(結局、2月に本業も副業も退職しました)
2024年3月 ハッカソン
まだ、メンタル的に不安定な時期でした。
1月にコミュニティへ入った時、勢いで参加申請をした、女性・ノンバイナリー向けのハッカソンに参加しました。
「女性・ノンバイナリー向け」というのにこだわりはなくて、体調上一日でマラソンのようなプログラミングができないため、1ヶ月のハッカソンであること。
ハッカソンに参加したことがないままこの歳になってしまい、そういった人間でも参加できることで勢いに任せて参加を決めました。
仕事はイベント参加前に退職することとなっていましたので、「自分はエンジニア」とも言えず、みんなキラキラして「プログラミング!」て言ってる中、無職でどういうスタンスを持ち関わっていけばいいのか、すごい気後れしてネガティブになっていたと思います。
未経験の方やエンジニアになりたて方達が、FlutterやAI、AWSなどを使われていて、職業についてるのにそういう技術もやったことない自分に無力感を覚えました。
結果は8年もエンジニアをやったにも関わらず、賞も最終選考にも残れず、表面上は見せずにいましたが、「やっぱり自分はそこまでなんだろうな」というネガティブな感じはありました。
今思うと、そんなこと思うことはなくて、賞とか最終選考とか別に良かったんだと思えます。
4月〜5月 停滞期
この辺はネガティブの塊でした。
自分が転職して活躍する姿など描けず、「何にもなれない」、「今後どうしよう」という思いが日々ありました。
3月に参加したハッカソンで、エンジニア業界におけるジェンダーギャップ解消を主旨とした団体や会社があることを知りましたが、この時期は拒絶感の方が強かったです。
"「女の子はパソコンをしちゃだめ」て言われた" って内容で「現状を変えよう」とされている方々ですが、そもそも自分は高校から情報処理を学び、"IT業は女性も進出しやすい分野"と言われていました。
自分は40代で辛いこともあったけれど、今までプログラミングを学び仕事をしてきたし、スキルを認められたこともありました。男性も一緒に仕事をして「また、ぜひ一緒に仕事をしたい」と言われたこともありました。なんだか最初にITのジェンダーギャップ解消の話を聞いてると、そういう今の40代以上が頑張ってきた過去のことが見られていない、なかったことにされているようで、(どういう言葉で気持ちを表現するのが適切かわからないですが、)正直悔しいという気持ちがありました。
また「女性」と主張するや見られてなきゃいけないことに抵抗感がありました。
6月 女性コミュニティへの初参加
この時期に前述したジェンダーギャップのコミュニティの勉強会などに初参加しました。
きっかけとしては、参加もしていない・よく知らないのに否定的な感情を持っているのではなく、参加や知ってみてそこでやっぱり無理だと思えば否定的に思えばいいのではないかと思いました。
とにかく一回参加して、もっと知ってみようと思いました。
最初は参加しても、何がなんだかわからない感じでした。ただ次第に、地方出身であったり育てられた環境により、性別によりIT分野から疎外された人々がいるのを知りました。
またX(Twitter)で代表の方のふとした投稿に「コミュニティの参加はしたいけど、そういうジェンダーギャップを支持したい、誰かを支持したいって気持ちはまだ持てない」と返信したところ、かなり気楽に「それでもいい。人それぞれの思いがあるからいい」て言っていただけたことで、別に一枚岩じゃなくていいんだ、自分は別にみんなと気持ちを一緒にしなくてもいいんだ、と思えるようになり、付かず離れずの距離で次第に参加していくようになりました。
最初は、「いろんな経験のきっかけがもらえるなら、自分の性別も利用しよう」という気持ちでしたが、次第に気持ちを楽にして特に自分の中で性別をこだわらず参加していけるようになりました。
7月 記事アウトプット
転職活動はしたいけど「自分は何が武器なのか、何ができるのかわからない」そんな気持ちの時、X(Twitter)の広告でLAPRASのポートフォリオサービスを知りました。
興味を持って登録してみて、アウトプットが一覧されるので面白いな、と思いました。ついでに、色々なそういうポートフォリオを作成するサービスに登録してみましたが、なんとなくLAPRASが一番性に合う感じでした。
なので、自分の中で何を自分のスキルとして信じたらいいのかわからないけど、「このLAPRASのポートフォリオを指標にして、これを高めていこう」と決めました。
やることは
- GitHubでコードを書く(できればOSSコントリビュートもする)
- connpassでイベントに参加する
- イベントで登壇してSpeaker Deckを登録する
- QiitaやZennで記事を書く
- 競技プログラミング AtCoderでコンテストに出る
と決めました。「他はもうやらない」としました。
7月は、とりあえずアウトプット記事を書こうと決めました。
自己紹介のところで前述した記事がありますが、これは人に感化されて勢いで書いた記事ですが、予期せずいいねをいただけました。その節に読んでいただいた方はありがとうございます。
その後に記事を書いてみても、特にいいねはあまりなかったのですが、自分の中でとりあえず1個いいねをいただけて、LAPRASのポートフォリオに出力されている記事があり、記事のアウトプットはこれでいいかとなりました(運が良かったと思います。かなりこれは自分の助けになりました)。
あとは習慣的にアウトプットして、次第に自分の中で記事の品質を上げて、伝えたいことが伝わる記事を書いていけばいいかと思いました。
「connpassでイベントに参加する」はとりあえず興味あるの参加してみて、少しずつ積み重ねていこうと思いました。
8月 AtCoderを始める、競プロ女性コミュニティへ参加
8月はLAPRASのポートフォリオでやることを決めていたので、競技プログラミングのAtCoderに挑戦する月としました。
競技プログラミングの経験はずっとなくて、「なんだか難しそう。自分にはできないじゃないか」と思っていた時期もありましたが、1月に参加したコミュニティのTechCommitで週に1回の「LeetCodeを解く会」に2月から毎週参加していました。
最初は問題の意味もわからず6時間くらい考えても1つの問題も解けない状態でしたが、「まずは人のこう解いた、て話を聞くだけでも勉強になるよ」て主催の方に言われ聞くの専門から参加していました。
次第にEasyなら30分から1時間で1問を解けるようになりました。
その経緯があったので、AtCoderも「とりあえずやってみよう」と思えることができました。
なんとなく、X(Twitter)で「AtCoderに挑戦したい」と呟いたところ、3月のハッカソンに参加されてた大学生に「競プロ女子部ていうコミュニティもやってるんでよかったら参加しますか?」とコメントをいただき、参加をしました。
まだAtCoderに挑戦する前から参加して、ローカル環境の作り方やどうやって勉強していけばいいか等、相談させてもらいました。
とりあえず、毎週土曜の21時からAtCoder Beginner Contest(ABC)に参加するようになりました。
すぐには成績も上がらず、最初は大学生とかがすごい高いランクで、「自分は本業なのにこんなレベルで大丈夫なのか...」と思いましたが、結局「転職活動時に、優秀に見せるのではなく、現状のありのままの自分の状態を見てもらって、就職時の不一致を避ける」が自分の目的だと割り切りました。「これが今の自分」と、短期で結果を出すのではなく、長期的な日々の積み重ねを大事にすることとしました。今は「2問か3問解ければいいや」で無理せず、焦らず進めるようになりました。
無理しない範囲で次第に勉強にして、解けるものを増やしていこうと思いました。
9月 AIに職務経歴書を壁打ちしてもらう
状況の整理:
- GitHubでコードを書く(できればOSSコントリビュートもする)
connpassでイベントに参加する- イベントで登壇してSpeaker Deckを登録する
QiitaやZennで記事を書く競技プログラミング AtCoderでコンテストに出る
9月は「いずれ転職活動をして職務経歴書が必要になる」と思っていたので、一旦自分の方向性を決めるため職務経歴書を書くことにしました。
LAPRASで職務経歴書をAIが添削してくれる機能があったので、とりあえずやってみることにしました。
何になりたいのか選択する項目があったので、これまで勉強会に参加してきた感覚で「アーキテクト」を深めていきたいと思い選びました。
結果を受けて修正することにしました。
「AIが添削できるのだから、ChatGPTにも添削できるのでは?」と個人情報をマスキングしたPDFを逐次ChatGPTに読み込ませて、修正することにしました(会話の履歴の一例)。
※ 職務経歴書でも載せようかと思ったのですが、SEの職歴の業務内容は業界上面接以外で公開しない暗黙の約束がありそうなので、やめました😥
LAPRASの機能が変わったのか修正後の職務経歴書の添削はできませんでしたが(私がよくわかってないだけかもしれません)、9月末に「まだ転職はしない」で勉強会を主催しているForkwellさんに職務経歴書の添削の面談をお願いしました。「かなり良い感じです」「問題なく進めて大丈夫ですよ」とのことで一安心しました。
10月 女性コミュニティで外部LT初登壇
10月に「イベントで登壇してSpeaker Deckを登録する」をしていき始めようとしました。
前述の女性コミュニティで募集していたので、勢いに任せて申し込みをしました。
LTの登壇経験は、前職の社内LTで2回、1月に入会したコミュニティのTechCommitで3回ほどでした。
ただお世辞にも上手いとは言えず、恥ずかしく早口になったり、聞いてる人を置いてきぼりにしている状態でした。
LT会の1ヶ月くらい前から自分の言いたい内容を考えPDFで出力して、ChatGPTに壁打ちしてもらいながらスライドを作っていきました。
スライドの草案を作ってから、試しにTechCommitで意見を聞きました。
言われたのは、「至って当たり前の話」「そりゃそうだろう、と思いました」という感想でした。
(後で情報を統合すると、どうも私のマイク環境が悪くて内容を聞き取れなくて、困って、そういうことを仰ったみたいです)
言われて、どうしようかな、と考えました。
今まで正直、メンタル的に不安定で、あまりにも人の意見や反応を自分は真正面から受け止めすぎてる自覚がありました。そのため今回は、意見や感想・相手のことなどを良い悪いなど考えず、情報や他者の意見を取捨選択することにしました。今回この意見は気にしないとしました。
私は「自分の経験から大事だと思うことを人が気軽に聞けて、共感できる内容を発表したい」と思いました。なので「当たり前のこと」でもいいのだと思いました。
イベントの前日までChatGPTと壁打ちしてスライドを作り、前日から当日に画面と音声を画面収録して「時間に収まるか」「早口になってないか」「声が聞こえるか」「言いにくい文章はスピーカーノートに書く」をしました。
全体を通しての練習は3回しました。それ以上すると自分は棒読みになるので、抑揚をつけて話したかったため練習すぎないようにしました。あとは、当たって砕けろと挑みました。
当日話してみてLT中のコメントや「よかったですよ!」と反応いただき、初めてLTをしたタイムテーブルとX(Twitter)の反応のスクリーンショットを撮ってほくほくして宝物にしてます。
勇気を出してみてよかったと思いました。
また、この登壇の参加のきっかけは下記のイベントを聞いたことが後押しになりました。
少しずつですが前職の退職直後と比べていろんな経験を重ねて、自分の中で咀嚼していって、感じたり・行動することができるようになってきました。
11月 ポートフォリオの制作
11月は「GitHubでコードを書く」をしています。ちなみに「OSSのコントリビュート」は、そこまでやりきれないだろうと見て現時点では優先度を低くしてます。転職活動中や仕事につけた後やっていこうかな、と思ってます。
本業でWebエンジニア(バックエンド主)からWebフロントエンドへの転職を希望していたため、確かにポートフォリオがなくても転職できる可能性はあるのかも知れないが、その場合スキル的な不一致がある可能性は大きそうだと以前から考えていました。また、いい機会だから「自分は何ができ、何ができないのか」きちんと棚卸ししたいと思いました。
まず、今までのプログラミングスクールや遊びで作ったものを拙いものが多いですが、ポートフォリオサービスに登録しました。サムネイルとか表示されないものも多いですが今後やること(見てほしいこと)と差別化するためにそこはこだわりませんでした。
何を作ったらいいのか思い浮かばなかったため、Udemyで「ポートフォリを作る」系の教材をみて、使うCSSフレームワークを変えてみたり、1個作ったあと、類似するアプリを作ってみることにしました。
本来なら認証とか決算とか一通り自分が何をできるのか勉強してみたかったのですが、「仕事で初めて経験すること」があってもどうにかなるだろうし、誰も経験したことがないからと責めたりしないかと今は思えるようになって、一旦できる範囲を行うことにしました。
アジャイルやスクラムの業務経験はありませんが、そういった開発に今後携わりたいという思いがあったので自分で調べて「なんちゃって1人スクラム」的にスケジュールを組んで少しずつ進めています。
また、ポートフォリオは何を作ったかでなく、何を考えて進めたかなどの記録もあると良さそうなので、Zennのスクラップを使用してやっていることの記録をすることにしました。
自分でもやっていることが明確になり、日を置いても内容を忘れず作業ができ、不安にもなりにくいので自分に合ってるように感じました。
今やっているもの
11月中は、他には(女性限定でない)コミュニティやオフライン イベントの参加やそういった小さなコミュニティでのLT登壇に少しずつ無理のない範囲ですが応募してみたり挑戦してみようと思っています。
12月はそういったコミュニティの方々がお薦めしていたアドベントカレンダーに初挑戦してみたいと思っています。また、ポートフォリオを進め、1月に就職活動を目指すことを今は考えてます。
特に、「完璧に終わらないと転職活動をしない」というわけではなく、勉強会に参加して「カジュアル面談を希望する」などのアンケートを出したり、特に「話してみたい」「ご縁があったら繋がってみたい」程度で今は動いてます。
(状況によって、自分の気持ちの余裕がなくなり、途中で「やらない」とすることも多くあります)
ポートフォリオも小さいものをいくつか作ろうとしているので、時期が来たらある程度のところで区切ったりしようと思います。ただ、気持ちが追いつかないことをしない、焦らないことを自分に言い聞かせています。
まとめ
無職期間が長いので、人に言いづらいところもありますが、多分自分にとって人生で立ち止まれる最後の期間かも知れず、妥協や柔軟に考えるようにしつつも気持ちが片付くまで段階を踏んでいます。
今後のことを考えて、一つだけ思っているのは、価値観やビジネス意識が不一致な転職エージェントさんを使わないこと(担当を変えてもらうこと)、そういった会社さんとの面談は進めないことだけ自分の中で考えています。
ストレスや不一致を感じて転職活動をしても、結局、転職後に同じようなストレスや不一致を感じるような気が今はしてます。
そういった気持ちで行くと、応募できるところや選択できるところが少なくなってしまうなら、それはまたその時考えて、自分の行動を改善していこうと思います。
長い文章になりましたが、読んでいただきありがとうございます。