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【AZ-104対策】Recovery Services コンテナーとBackup vaultの違いを整理する

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Last updated at Posted at 2026-07-02

本記事は、AZ-104の勉強中につまずいたポイントを整理するシリーズの第2回です。

今回はAzure Backupで出てくる次の2つを整理します。

  • Recovery Services コンテナー
  • Backup vault

どちらもバックアップデータを管理するための入れ物のように見えますが、実際には保護できる対象が違います。

この記事では、AZ-104対策として「どちらのコンテナーをどの場面で使うのか」に絞って整理します。

結論

最初にざっくりまとめると、次のようになります。

やりたいこと 使うもの
Azure VM全体をバックアップしたい Recovery Services コンテナー
Azure Filesをバックアップしたい Recovery Services コンテナー
Azure VM内のSQL ServerやSAP HANAをバックアップしたい Recovery Services コンテナー
オンプレミスのWindows Serverをバックアップしたい Recovery Services コンテナー
Azure Blobをバックアップしたい Backup vault
Azure Database for PostgreSQLをバックアップしたい Backup vault
Azure Diskをバックアップしたい Backup vault

AZ-104対策としては、まずAzure VM全体をAzure Backupで保護する場合はRecovery Services コンテナーを使うと覚えるのが重要です。

ただし、Azure Disk単体のバックアップなど、一部のデータソースではBackup vaultを使うケースがあります。

Backup vaultは、Azure BlobやPostgreSQL、Azure Diskなど、比較的新しいバックアップ対象で使われるコンテナーとして整理すると分かりやすいです。

前提:ここでいう「コンテナー」とは

Azure Backupで出てくる「コンテナー」は、Dockerなどで使うアプリケーション実行環境としてのContainerとは意味が違います。

ここでいうコンテナーは、英語ではVaultと表現されるもので、バックアップデータや復旧ポイント、バックアップポリシーなどを安全に管理するための「保管場所」のようなイメージです。

日本語では「Recovery Services vault」が「Recovery Services コンテナー」と訳されているため、少し分かりにくく感じるかもしれません。

また、Azureには似た名前のサービスとして Azure Key Vaultもあります。
Azure Key Vaultは、キー、シークレット、証明書などを安全に管理するためのサービスです。
一方、Recovery Services コンテナーやBackup vaultは、バックアップデータや復旧ポイントを管理するために使います。

この記事では、AZ-104対策として、Azure Backupで使うRecovery Services コンテナーとBackup vaultの違いに絞って整理します。

Recovery Services コンテナーとは

Recovery Services コンテナーとは、Azure Backupで以前からよく使われるVaultです。

Microsoft Learnでは、Recovery Services コンテナーはバックアップデータを格納するAzureのストレージエンティティであり、IaaS VMやAzure VM内のSQL Serverなどのバックアップデータを保持できると説明されています。(Microsoft Learn)
また、System Center DPM、Windows Server、Azure Backup Serverなどもサポートしています。

Recovery Services コンテナーを使う主な場面

Recovery Services コンテナーは、主に次のようなバックアップで使います。

  • Azure VM
  • Azure Files
  • Azure VM内のSQL Server
  • Azure VM内のSAP HANA
  • オンプレミスのWindows Server
  • Azure Backup Server
  • System Center DPM

AZ-104で特に重要なのは、Azure VMのバックアップです。

Azure VMをバックアップするときはRecovery Services コンテナーを作成してから、その中でバックアップポリシーを設定して保護を有効化します。

Recovery Services コンテナーで押さえること

AZ-104対策としては、次のポイントを押さえておくとよいです。

  • Azure VMのバックアップで使う
  • バックアップポリシーを管理する
  • 復旧ポイントを管理する
  • Azure FilesやVM内のSQL Serverなどにも使う
  • オンプレミスのバックアップにも対応する
  • Azure Site Recoveryでも関連して出てくる

まずは、Azure VM全体やサーバー系ワークロードのバックアップではRecovery Services コンテナーと覚えると整理しやすいです。

Backup vaultとは

Backup vaultとは、Azure Backupで使われるもう1つのVaultです。

Microsoft Learnでは、Backup vaultはAzure Backupがサポートする比較的新しいワークロードのバックアップデータを保持するためのストレージエンティティとして説明されています。(Microsoft Learn)

Backup vaultを使う主な場面

Backup vaultは、主に次のようなバックアップで使います。

  • Azure Blob
  • Azure Database for PostgreSQL
  • Azure Disk
  • 今後Azure Backupが対応する新しいワークロード

Recovery Services コンテナーと違い、Backup vaultはAzure BlobやPostgreSQL、Diskなどのバックアップで出てくることがあります。

Backup vaultで押さえること

AZ-104対策としては、次のポイントを押さえておくとよいです。

  • Azure Blobのバックアップで使う
  • Azure Database for PostgreSQLのバックアップで使う
  • Azure Diskのバックアップで使う
  • 比較的新しいバックアップ対象で使われる
  • Recovery Services コンテナーの単純な後継ではない
  • バックアップ対象によって使い分ける

ここで大事なのは、Backup vaultはRecovery Services コンテナーの完全な置き換えではないという点です。

新しいからBackup vaultを使うというより、保護したいデータソースに応じて使うVaultが決まると考えるほうが分かりやすいです。

バックアップ対象ごとの使い分け

Recovery Services コンテナーとBackup vaultは、どちらが新しいかで選ぶものではありません。

基本的には、バックアップ対象となるデータソースの種類によって使い分けます。

代表的なバックアップ対象ごとに整理すると、次のようになります。

バックアップ対象 使うコンテナー
Azure VM全体 Recovery Services コンテナー
Azure Files Recovery Services コンテナー
Azure VM内のSQL Server Recovery Services コンテナー
Azure VM内のSAP HANA Recovery Services コンテナー
オンプレミスのWindows Server Recovery Services コンテナー
Azure Blob Backup vault
Azure Disk Backup vault
Azure Database for PostgreSQL Backup vault

AZ-104対策としては、まずAzure VM全体をAzure Backupで保護する場合はRecovery Services コンテナーを使うと覚えるのが重要です。

ただし、Azure Disk単体のバックアップなど、一部のデータソースではBackup vaultを使うケースがあります。

Microsoft Learnでも、Azure BackupではRecovery Services コンテナーとBackup vaultの両方がサポートされており、保護するデータソースの種類に基づいて適切なVaultを作成する必要があると説明されています。(Microsoft Learn)

そのため、「VMに関係するから必ずRecovery Services コンテナー」と考えるのではなく、問題文で VM全体を保護するのか、Disk単体を保護するのか を確認する必要があります。

また、Storage Accountまわりでは、Azure FilesはRecovery Services コンテナーAzure BlobはBackup vaultと整理すると分かりやすいです。

補足:Storage Accountのバックアップで混乱しやすい点

Azure Backupでは、Storage Account全体を1つの単位としてバックアップするというより、Azure FilesやAzure Blobなど、データソースごとに保護方法を考えます。

Storage Accountには、Blob、Files、Queue、Tableなど複数のデータサービスがあります。

したがって、「Storage Accountをバックアップする」のではなく、Storage Accountの中のデータソースをバックアップする、というイメージで考えると分かりやすいです。

AZ-104では、「Storage Accountをバックアップする」と大きく覚えるより、Azure FilesなのかAzure Blobなのかによって使うコンテナーが変わると整理すると分かりやすいです。

まとめ

Recovery Services コンテナーとBackup vaultは、どちらもAzure Backupで使うコンテナーです。

ただし、使う場面が違います。

やりたいこと 選ぶもの
Azure VM全体をバックアップしたい Recovery Services コンテナー
Azure Filesをバックアップしたい Recovery Services コンテナー
Azure VM内のSQL ServerやSAP HANAをバックアップしたい Recovery Services コンテナー
オンプレミスのWindows Serverをバックアップしたい Recovery Services コンテナー
Azure Blobをバックアップしたい Backup vault
Azure Diskをバックアップしたい Backup vault
Azure Database for PostgreSQLをバックアップしたい Backup vault

AZ-104の勉強では、まずAzure VM全体をAzure Backupで保護する場合はRecovery Services コンテナーを使うと整理すると理解しやすいです。

Backup vaultは、Blob、Disk、PostgreSQLなどのバックアップで使うVaultとして整理すると分かりやすいです。

この記事がAZ-104を勉強している方の整理に役立てば嬉しいです。

参考

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