コロナ対策で引きこもり中に、AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイトを受験しましたが、受験会場がドン引きするくらいの密集状態だったので、身の危険を感じて他の試験を受けに行くのを躊躇していました。が、業務上、どうしてもMicrosoft Azure Fundamentalsを期限内に受験する必要があったので、どうすっかなーと考えていました(もっと早く受ければよかったのだけど)。調べてみると、自宅から受験できるようなので、ちょっと試してみましたのでメモしておきます。
###1. 受験した内容
AZ-900 - Microsoft Azure Fundamentals
https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/certifications/exams/az-900
ここでは受験対策にはふれませんが、内容は入門者向けなので難易度は高くない内容のものです。会社で集合研修を受けたので、バウチャーをあらかじめ入手したうえでの受験でした。対策は、その集合研修で使った資料のみ使用しました。
###2. オンライン受験をするための準備
オンライン受験するためには、ピアソン(Pearson VUE)から受験します。試験申し込み時に「ピアソン」を選んだ後に、会場を選択するのではなく、「家かオフィスから」の受験を選択することで可能です。
オンライン受験にあたっては、以下の条件が必要です。
-
完全に一人になれる部屋がある
リモートで受験をするためには、閉じられた空間で一人になる必要があります。受験中はマイクとカメラがオンになっているので、他人との会話は絶対に禁止とされています。例えば、一人暮らしでワンルームの場合は、友達や恋人が遊びに来ちゃうとか、ご家族がいらっしゃる場合、お子さんが部屋に入ってきてしまうとか、お父さんがお茶を入れにやってくる、ということは阻止しなければなりません。 -
受験PCが条件を満たしているか
持っているPCやMacはインターネットに接続できて、カメラとマイクが装備されている必要があります。
事前に以下で確認することが可能です。
https://www.pearsonvue.co.jp/microsoft/onvue -
パスポートを持っている
受験の直前に身分証明のためのドキュメントのチェックをします。ドキュメントとして、選択できるのは「運転免許証」と「パスポート」でした。パスポートならば、アルファベットで名前が確認できるのですぐに確認が可能です。
###3. 日本語で受験可能か?
言語の設定は、以下の3つ箇所で存在すると思います。
#####・試験監督が日本語対応しているか
はい、日本語対応しているようです。試験官とはオンラインの会話とチャットでコミュニケーションをとることができます。ただし、私が受験した時は日本語対応は平日のみしか空いていなかったので、英語の試験官を選びました。なので、土曜日の午前中の受験が可能でした。日常会話レベルのやり取りができれば問題はないと思います。(おそらくフィリピンからじゃないかな...イントネーションから想像。)
参考まで、英語で聞かれたこと:身分証明書のドキュメントを見せてくれる?(ウェブカメラでパスポートを見せる)なんかビープ音がするけど何?(外にトラックが止まってた。「外の音だよ」で問題なし。)女性の試験官で複数の受験を対応しているようで、ちょっと大変そうでした(笑)
#####・受験アプリケーションのUIが日本語対応しているか
受験時にはOnVUEというアプリケーションをブラウザからダウンロードして受験します。すべて日本語対応していました。
#####・試験自体が日本語で受けられるか
日本語で受験可能でした。試験を申し込むときに、言語選択をお間違えないように。また、受験中に英語のオリジナル文も確認できるボタンがありましたので、訳が変だな、と思ったらご活用ください。
###4. 試験直前に確認すること
試験当日は、試験を申し込んだときに送られてきたメールの指示に従い、マイクロソフトの教育サイトから、予約した試験を選択することで、試験の準備を行うことができます。手順が思っていた以上に時間がかかったので1時間くらい前から準備した方がよいと思います。
OnVUEを使って確認したこと
・自分の顔の写真を撮影、アップロードする
・身分証明書を写真で撮影、アップロードする
・部屋の様子を指示に従い4枚撮影、アップロードする
この撮影と作業は、受験用のパソコンをつかってもよいですし、携帯電話から行うこともできます。携帯で行う場合は、SMSを使ってセッション情報を送信し、情報を紐づけることができます(よくできてる!)。
この動画がイメージしやすいです↓
https://youtu.be/h-0E9jGEOnA
手順の途中で意図せぬ問題が起こって、アプリケーションが終了してしまうこともあるかと思います(私もそうでした)。そうなっても、最初の手順から行えば問題ないので、落ち着いて、あきらめずメールの指示の最初から確認を再度開始しましょう。
すべてがクリアできると、最後に試験官とセッションが張られて、再度、ライブで顔のチェックと身分証明書のチェックを行います。最終確認が終了すると試験官が問題をリリースすると、試験が開始します。
###5. 試験中の注意点
試験中は、常にカメラとマイクがオンになっており監視状態にあると思ってください。特に何も問題がなければ、試験官とコミュニケーションをとることはありませんので、試験に集中してください。試験会場同等のイメージで受験すれば、特に怪しい行動とはみられないはずです。頑張ってください!
###6. 試験終了
おつかれさま!試験終了後にすぐに結果がわかります。終わったらすぐおうちですので、そのまま寝転ぶのもよし、祝杯をあげるのもよし、号泣するのもよし。この気軽さがおうちから受験の醍醐味かもしれません。
###7. おうちから受験、やってみた感想
アプリケーションや手順が本当によく考えられていました。不正とかできるんじゃない?とちょっと思いましたが、ここまでちゃんと確認するのであれば、不正も難しいと思います。また、一回オンライン試験で受験してしまうと、会場に行く意味とか考えてしまいます。いやー本当に、身の危険を感じるくらいの密集度だったのですよ。もっとたくさんの試験がこの方式に対応してくれるといいのに!ということで、コロナ引きこもりの時期をうまく活用して、今度もこの方法で試験を受けたい!と思っています。AWSの上級試験も、今の時期はこれで受けたいなあー。