はじめに
SDCard, microSD Card(以下単にSD)がformatできない、SDからBootするNanoPI, RaspBerry PIに使用したmicroSD を再びformatして使おうとすると、SDFormatを実行できない、Etcherも使えない、時としてWindowsが落ちるなどの障害が起こることがあります。この現象を克服し、再びSDを使える状態にするtipを述べます。
用意する物
- Linuxが正常に走るマシン(NanoPI, RPi, PCどれでも可)
- USB SD Card Writer
- 純正SDFormatter
オペレーション
USB Card Writerに問題のSDを刺す
tail /proc/diskstats
で最後に認識されたdisk diviceを調べる。(/dev/sdXと記す)
存在するすべてのパーティーションを一旦消し、1パーティーションを作成しdisk全部の大きさとして書き込む。
fdisk /dev/sdX
p
d
n
w
mkfs -t ntfs /dev/sdX1
SDFormatterで「イレースフォーマット」をする。
終了!
注意
この方法で生き返るのは、放射線等によって起こるビット反転エラーです。
ハード的な故障には対応できません。
この記事はFB「NanoPIの部屋」の成果物です。
浅川 倫之さんの指摘に基づきSDFormatを追加しました。
32GiBを超えるmicroSDに対応するためvfatでなくntfsを使うよう変更。