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Rancher V2.xからAKS(Azure Kubernetes Service)クラスタを追加するために必要な情報まとめ

Last updated at Posted at 2018-11-21

Rancher V2.xからAKS(Azure Kubernetes Service)クラスタを追加するための設定項目が、Azure Portalのどこから取得できるかをまとめておきます。

私自身が設定してみようとしてハマったためです。

Rancher V2.xからAKS(Azure Kubernetes Service)クラスタを追加するための設定項目について

Screen Shot 2018-11-18 at 21.17.57.png
Rancher V2.xからAKS(Azure Kubernetes Service)クラスタを追加するためには、以下の設定項目が必要です。

  • サブスクリプションID
  • テナントID
  • クライアントID
  • クライアントシークレット - ロケーション(※プルダウンメニューより選択)
  • リソースグループ
  • SSH公開鍵

サブスクリプションID

Screen Shot 2018-11-18 at 22.13.52.png
ホーム > すべてのサービス > サブスクリプションを選択すると、サブスクリプションIDが表示されます。
(該当するサブスクリプションをクリックすると詳細画面に遷移し、そこでコピーボタンを使ってコピーも可能です。)

テナントID

Screen Shot 2018-11-18 at 23.22.42.png
ホーム > Azure Active Directoryを選択すると、特に設定をしていなければ、既定のディレクトリが表示されますので、そこに表示されるディレクトリIDがテナントIDとなります。

クライアントID・クライアントシークレット

クライアントID・クライアントシークレットの取得については、RancherをリソースにアクセスできるAzure ADアプリケーションとして登録する必要があります。
登録の方法については、以下のドキュメントに詳細な記載があります。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/active-directory/develop/howto-create-service-principal-portal
Screen Shot 2018-11-18 at 23.44.55.png
ホーム > Azure Active Directoryを選択すると、特に設定をしていなければ、既定のディレクトリが表示されますので、そこに表示されるサブメニューからアプリの登録を選択します。
新しいアプリケーションの登録を選択すると、登録画面が表示されます。
Screen Shot 2018-11-18 at 23.51.47.png
アプリ判別用の名前(ex. rancher)とRancherサーバーのログインURL(https://Rancherサーバーのアドレス/login)を入力して、作成ボタンを押すと、アプリの登録(作成)が完了します。

アプリケーションをロールに割り当てる

アプリケーションの登録が終わったら、Azureの操作を行うために、アプリケーションにロールを設定します。
必要な範囲(スコープ)の権限(ロール)を付けることになりますが、今回は参考にしたドキュメントに例として記載されている「サブスクリプションスコープの共同作成者ロール」を設定します。
Screen Shot 2018-11-21 at 6.50.51.png
ホーム > すべてのサービス > サブスクリプションを選択します。
Screen Shot 2018-11-21 at 6.53.14.png
該当するサブスクリプションをクリックして詳細画面に遷移し、アクセス制御(IAM)を選択します。
ツールバーの追加ボタンを押すとロールの割り当ての追加画面が表示されます。
Screen Shot 2018-11-21 at 6.57.35.png
役割に共同作成者、名前にアプリケーション名を入力すると、登録したAzure ADアプリケーションが表示されますので、アプリケーションを選択して保存します。
Screen Shot 2018-11-21 at 7.02.10.png

クライアントシークレットを作成する

Azure Active Directoryのアプリの登録でロールの割り当てが終わったAzure ADアプリケーションを選択します。
Screen Shot 2018-11-21 at 7.09.03.png
Screen Shot 2018-11-21 at 7.13.02.png
表示されるアプリケーションIDがクライアントIDとなります。
Screen Shot 2018-11-21 at 7.18.25.png
設定を押して、キーの説明を入力し、キーの期間を指定して保存すると、値が生成されて表示されますので、それをクライアントシークレットとして保存します。

リソース グループを取得する

ホーム > リソースグループを選択すると、リソースグループ名が表示されますので、それを保存します。
(リソースグループをRancherの設定画面から新規に作成することも可能です)
Screen Shot 2018-11-21 at 7.37.13.png

SSH公開鍵を準備する

SSH公開鍵が必要となりますので、以下のドキュメントを参考にSSH公開鍵を生成・取得してください。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-machines/linux/mac-create-ssh-keys

RancherでAKS(Azure Kubernetes Service)クラスタを追加する

これで全ての値が揃いましたので、RancherのAKS(Azure Kubernetes Service)クラスタを追加画面で入力してください。
Screen Shot 2018-11-18 at 21.17.57.png
Screen Shot 2018-11-21 at 21.13.36.png
注)きちんとKubernetesのバージョンを設定しないとエラーになります。
また、Azureの無料試用版サブスクリプションの場合、使用できるCore数の上限が4となっている(2018/11/21現在)ようで、それを超える設定をするとクラスタの生成に失敗します。
Screen Shot 2018-11-21 at 21.29.45.png

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