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ZYBOでxillinux-2.0を動かすまで#2(Ubuntu16.04使用)

Last updated at Posted at 2017-12-21

起動用SDカードを作成

さて、前回まででbitstreamが出来上がったのでここから起動用のSDカードを作成する。
ダウンロードしておいたSDカードのイメージを用意しておく。
http://cloud.xillybus.com/xillinux-2.0-beta.img.gz

ダウンロードしておいたイメージファイルを解凍して

# gunzip xillinux-2.0-beta.img.gz

ddコマンドで書き込むが、SDカードのデバイス名を事前に確認しておく。
このマシンだと/dev/mmcblk0になっているが/var/log/messagesログを見るなりsyslogを見るなりfdisk -lなり
色んな方法で確認できるので好みの方法で確認。
参考:(https://wiki.ubuntulinux.jp/UbuntuTips/Hardware/HowToKnowDeviceFileName)

デバイス名がわかったら早速ddコマンドでイメージからカードを作成する。

# dd if=xillinux-2.0-beta.img of=/dev/mmcblk0 bs=512

ちゃんと書き込めたか確認しないといやだという神経質な貴兄はcmpコマンドで確認する。

# cmp xillinux-2.0-beta.img /dev/mmcblk0
cmp: EOF on xillinux-2.0-beta.img`

SDカードに書き込んだらPCに挿し直すとbootとRootの2つのパーティションがマウントされる。

マウントしたらそのままbootパーティションのほうにbootPartitionKitのbootfiles配下の2ファイルをコピーする。

・boot.bin
・devicetree.dtb

また、前回の投稿で作成したbitstream「xillydemo.bit」もbootパーティションにコピーする。

これでbootパーティションには計4つのファイルがある状態になる。

・uImage   (Kernelバイナリ)
・boot.bin  (初期ブートローダ)
・devicetree.dtb(デバイスツリーBobファイル)
・xillydemo.bit(PL部プログラムファイル)

いよいよ起動

これで起動用SDカードの準備は完了。
UbuntuからアンマウントしてZYBOにSDカードをセットする。
ACアダプタがあればそこから給電してもよいし、USB給電ならラズパイ3用の2.5A電源がそのまま使える。
今回はラズパイ用の電源が余っていたのでこれを使うことにする。
ZYBOのJ15ピンがUSB側に接続されており、JP5(ブートモード)がSD側に接続されていることを確認する。

USBは1ポートしかないのでHUB経由でマウス・キーボードを接続し、モニタはHDMI,VGAどちらでもよいので挿しておく。
準備ができたら電源をオンするとメッセージが出てきてターミナルログインの画面となる。

rootでログインしたらstartxしてみるとxillinuxのGUIデスクトップが表示されれば完了。

ここまでできたら、次はネットワークの設定と端末からボードのメモリにアクセスしてみる。

次回につづく

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