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nslookupコマンドでDNSルックアップしてみる

Last updated at Posted at 2021-02-28

DNSルックアップとは

ドメイン名とIPアドレスを紐づけるためにDNSサーバーへの問い合わせを行うこと
「正引き」(フォワードルックアップ)と「逆引き」(リバースルックアップ)がある

DNSルックアップ:「ドメイン名⇔IPアドレス」の変換
フォワードルックアップ(正引き):「ドメイン名→IPアドレス」の変換
リバースルックアップ(逆引き):「ドメイン名←IPアドレス」の変換

nslookupコマンド

このコマンドを使うことでドメイン名→IPアドレス、IPアドレス→ドメイン名と相互に変換可能

nslookupで「ドメイン名⇔IPアドレス」の変換を試す

jprs.jpというドメイン名を使って検証

まずフォワードルックアップ

jprs.jpのIPアドレスを調べてみると117.104.133.164であることが分かる

>nslookup jprs.jp
サーバー:  UnKnown
Address:  2404:1a8:7f01:b::3

権限のない回答:
名前:    jprs.jp
Addresses:  2001:218:3001:7::b0
          117.104.133.164

※「UnKnown」や「権限のない回答:」という文言は気にしてはいけない

次にリバースルックアップ

117.104.133.164を逆引きしてドメイン名を取得するとjprs.jpであることが分かる

>nslookup 117.104.133.164
サーバー:  UnKnown
Address:  2404:1a8:7f01:b::3

名前:    jprs.jp
Address:  117.104.133.164

結果

「jprs.jp ⇔ 117.104.133.164」であることが分かる

正引きと逆引きが一致しない場合

ただし、以下のように、あるドメイン名をもとにフォワードルックアップで取得したIPアドレスを使って、リバースルックアップを行っても、元のドメイン名が得られるとは限らない

>nslookup google.com 8.8.8.8   # nslookupはこのように第2引数に利用するDNSを指定することもできる
サーバー:  dns.google
Address:  8.8.8.8

権限のない回答:
名前:    google.com
Addresses:  2404:6800:4004:810::200e
          172.217.25.206


>nslookup 172.217.25.206 8.8.8.8
サーバー:  dns.google
Address:  8.8.8.8

名前:    nrt12s13-in-f206.1e100.net  # 正引きしたIPアドレスを使って逆引きしても元のドメイン名と一致していない
Address:  172.217.25.206

「google.com → 172.217.25.206」だが、「172.217.25.206 → google.com」ではないことが分かる
これは、フォワードルックアップに利用される情報(Aレコードと呼ばれる)と、リバースルックアップに使われる情報(PTRレコードと呼ばれる)が個別に設定できることなどが理由としてあげられる

用語のおさらい

正引き 【 forward lookup 】 フォワードルックアップ

ドメイン名やホスト名から対応するIPアドレスを探索すること

逆引き 【 reverse lookup 】 リバースルックアップ

IPアドレスから対応するドメイン名やホスト名を探索すること

Aレコード

ホスト名(FQDN)に対応するIPアドレスを定義するもので、フォワードルックアップに利用される
https://e-words.jp/w/A%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89.html

PTRレコード

特定のIPアドレスに対応するホスト名を定義するもので、リバースルックアップに利用される
http://e-words.jp/w/PTR%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89.html

参考リンク

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