牢破り12

iOSデバイスの**Jailbreakのことを日本語で牢破りといいますが、通常の使用方法ではできないことができたりAppStoreにないアプリを使うことができて楽しく便利な反面、アプリの相性などで何が起こるかわかりませんし、何が起きてもどうなってもApple**は助けてくれません。
最悪の場合、初期化することになるかもしれないので再構築に備えてメモを残すことにしました。
もくじ
バージョン確認
OTAアップデートをブロック
SHSHについて
Futurerestore(iRestore)
牢破りツール
バージョン確認
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iOS11.0~12.2 , iOS12.4
2019/8/22 現在、牢破りできる最新バージョン -
iOS11.4.1
iOS11の最終バージョン -
iOS10.3.3
32bitアプリ対応の最終バージョン -
iOS9.3.5
A5/A6デバイスの最終バージョン
OTAアップデートをブロック
- tvOSのベータ版のプロフォイル
AppleTV以外のデバイスにtvOS beta profileをインストールすると、アップデータを探索する際にtvOSのサーバーを探索しますが、そこにはそのデバイス用の最新版があるわけがないので「このソフトウェアは最新です。」となるそうです。 - hostsで下記をブロックする。
appldnld.apple.com
mesu.apple.com
appldnld.apple.com.edgesuite.net
SHSHについて
SHSHの発行状況はIPSW Downloadsで確認できます。
SHSHはTSS Saverで取得できます。
12.4のSHSHが発行中
2019/9/12頃に発行されなくなりました。
12.1.1beta3のSHSHが発行中
2019/3/6頃に発行されなくなりました。
12.1.1beta3のSHSHがランダムに発行中
[TSS Server] (https://tsssaver.1conan.com/isitsigned.php)で発行状況を確認できます。
2019/3/9頃から、全てのデバイスではないがSHSHが発行されてるデバイスがある。
タイミングが合えば12.1.1b3に復元も可能。
2019/3/14頃に全デバイスの12.1.1b3のSHSHが発行停止になりました。
Futurerestore(iRestore)
保存しておいたSHSHを使ってダウングレードするには現在SHSH発行中のバージョンのファームウェアからSEPファイル等を抜き出して使います。
futurerestoreはCUIなのでコマンドプロンプトやターミナルでコマンド入力で操作しますが、僕はコマンド入力に慣れてないのでGUIのiRestoreを使いました。
認証中のバージョンのipswから抜き出すファイル
- BuildManifest.plist
- xxx-y.yy.yy.Relase.bbfw
(x、yの部分は機種によって異なる) - sep-firmware.xxx.RELEASE.im4p
(xの部分は機種によって異なる)
復元したいバージョンのSHSHファイル
- 保存しておいたSHSHの中の
noapnonce
の中のshsh2ファイル
ファームウェアのダウンロード
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認証中のバージョンの確認もできるサイト
IPSW Downloads -
ベータ版のipswをダウンロードできるサイト
Beta Firmware/iPhone/12.x - The iPhone Wiki
Nonceをセット
デバイスにNonceをセットします。
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復元したいバージョンのSHSHをplistエディタやテキストエディタで開き[Generator]を検索すると
0x
で始まる16桁の16進数の0x
を含めた18文字がNonceになります。 -
unc0verの[Settings]>[Boot Nonce]にセットして[JailBreak]します。
-
unc0verはデフォルトで
0x1111111111111111
にセットされています。
リンゴループになっても同じNonceのshshを持っていたのでリカバリーできました。
牢破りツール
iOS12の脱獄ツールの配布場所やインストール方法。
Chimera

- パソコンを使う方法は公式サイトからダウンロードしてCydia Impactorでデバイスにインストールします。
- 次のサイトからデバイス単体でもインストールできます。
unc0ver

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パソコンを使う方法は公式サイトまたは作者のGitHubからダウンロードしてCydia Impactorでデバイスにインストールします。
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次のサイトからデバイス単体でもインストールできます。
JBApp
Filza File Manager

Apple File Conduit "2" (arm64/KPPLess)

Activator 1.9.13~beta3

Marina 1.0.7

VolFlash 1.5.0-1+debug

Mikoto

Selector 0.1.2

Copypasta 0.1.4

AppStore++ 0.9.2

Ultrasound 1.2.9

ReProvision 0.4.4

Safari Plus 1.7.1-2

A-Font

iCleaner Pro

FullSafari

メモリ不足による再起動の対策
iOSはシステムで使用できるメモリが不足するとクラッシュ等から保護するために再起動するしくみになっていて、具体的にはUserReclaimableLimit
の値で示されるパーセンテージを下まわることで再起動されるそうです。
通常は60%に設定されているものを55%に設定することで少し踏ん張れるようになるそうです。
デバイスにより違いがあるみたいで、はじめから**55%に設定されている場合は50%**に変更しましたが問題なく動作しております。
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編集するファイル
Root
└ System
└ Library
└ LaunchDaemons
└ com.apple.jetsamproperties.xxx.plist
xxx
の部分はデバイスにより異なりますが、似た名前のファイル全てを変更します。 -
編集するキー
Root
└ Version4
└ System
└ Override
└ Global
└ UserReclaimableLimit