はじめに
こんにちは。コードクリサリスの日本語プログラム事業責任者の新徳雅隆です。Immersiveの卒業生でもあります。
この投稿はコードクリサリスのMaryが書いてくれたこの記事の翻訳です。
Introduction
どのプログラミング言語を最初に勉強するべきなの?
という質問は頻繁にいただきます。
意欲的なディベロッパーになるためには、キャリア形成を早くから、また頻繁に考えることが重要になってきます。そしてそのときに直面するのは、どのプログラミング言語を集中して勉強するべきかという問いです。
もちろんあとでいくらでも他のプログラミング言語を勉強できます。それと同時にエンジニアであればなんか一つのプログラミング言語を学んでしまえば、他の新しい言語を学ぶことは簡単なことも事実です。しかし私たちがここで言いたいのは、最初に学ぶプログラミング言語が大事
ということです。
もしコンピューターサイエンスを大学等で勉強している方は、だいたいCやJavaを学んでいるのはないでしょうか。しかしもし大学等で専門的に勉強しているのではなく、これから勉強してソフトウェアエンジニアを志すなら、他のもっと良い選択肢があります。
コードクリサリスでは、カリキュラムをJavaScriptで構成しています。今までソフトウェアエンジニアとしてのキャリアがない方には特に、またあったとしてもそれでもJavaScriptがおすすめな理由があります。
JavaScriptはどこでも使われている
もしWebエンジニアになりたいのであれば、JavaScriptは避けて通れません。すべてのWebブラウザ(Chrome, Firefox, Edgeなどなど)はビルトインといって、私たちが何もしなくてもJavaScriptを搭載しています。そしてWebアプリの90%以上がJavaScriptで開発されています。
JavaScriptを動かさない限り、Webは使えないのです。Webの構成要素の根幹と言っても過言ではなく、他の言語にこのような言語はありません。そしてこの状況はすぐに変わらないでしょう。
技術的なバックグラウンドがなくても問題なし
もしソフトウェアエンジニアリングのバックグラウンドがないところから始めると、なにか難しい気がしてしまうのではないでしょうか。大学でコンピューターサイエンスを勉強しているのでもなければそれは当然だし、ディベロッパーとしてキャリアを形成するチャンスはないとも思ってしまうでしょう。しかしそんなことはまったくない
のです。
実際、JavaScriptでプログラミングするのはとても簡単です
。
JavaScriptはどこでも使われているという根拠は何だったでしょうか?実は読者のあなたはどこにでもJavaScriptのエンジンを持ち歩いているのです。それはWebブラウザです。ブラウザを開いて、ディベロッパーコンソールというのを開けば、もうプログラミングができます。次のステップに進むためには、コードエディタ(Sublime、Atom、Visual Studio Code、他多数)を使うことになります。
自分の好きなものを選びましょう。
イノベーティブ・能動的・成長し続けるコミュニティ
JavaScriptがあちこちで広まっているのは、JavaScriptのディベロッパーの人気によるところもあります。
ここ5年ほどで、JavaScriptは疑いの余地もなく、ソフトウェアエンジニアリングで一番使われている言語としての地位を確立しました。それはGitHubでもStackOverFlowでも見ることができます。SlashDataのデータによると、世界中で1,170万人のJavaScriptを使うディベロッパーがいるそうです。また、プロフェッショナルに使われている
3つの最も有名なフレームワークもしくはライブラリである、Node.js、AngularやReactはすべてJavaScriptをベースにしています。
これが意味するところは、JavaScriptを学んでソフトウェアエンジニアリング業界に飛び込めば、この業界の中で最も大きいコミュニティの一員になることができ、食いっぱぐれることもないということです。例えばこれからもう斜陽であると言われている言語を今から勉強したいと思うでしょうか?
かなり多くの勉強題材が揃っている
こうやってコミュニティが多くなると必然的にJavaScriptを勉強する題材も高品質なものがどんどん生まれます。JavaScriptはプログラミング初心者に向けて作成されている題材でも素晴らしいものがたくさんあります。たとえば無料のものでも、FreeCodeCamp、The Odin Project、Eloquent JavaScript、そしてドキュメントはMozilla Developer Network。
フリーミアムなテリトリーだと、Codeacademy ようなサイトが無料と有料の題材を提供しているところもあります。
人の学び方は人それぞれです。一番自分に向いている選択肢を選びましょう。大切なのはずっと勉強し続けること、効果的に勉強することです。
これはディベロッパーとしてキャリアを形成するなら必須です。趣味のレベルから仕事としてプログラミングするレベルに達するために、そしてそこからプロフェッショナルになるためには、自分で勉強することは必要不可欠です。事実、ソフトウェアエンジニアリングの業界の技術は凄まじく迅速に変わっていきます。キャリアを上手く形成するのは自己学習にかかっているのです。
高給料・多様・安定したキャリア形成
ソフトウェアエンジニアは世界的に不足しており、またそれと同時にJavaScriptは世界中で必要とされ、多様な用途で使われ、またその人気さもあり、JavaScriptを使えるエンジニアの需要は、実際のエンジニアの数を超えています。
2018年のデータですが、JavaScriptを使える人の世界における需要の数が、その言語を学んでいるコンピューターサイエンスの学生数を超えているそうです。
これが意味するところは、JavaScriptを学べば、高給料で、多様な働き方ができて、安定したキャリアを形成できるということです。
最後に
私たちはJavaScriptが大好きです。これを読んでくださった方も好きになってくれることを願っています。もしディベロッパーとしてキャリアを形成しようとしているとしたら、そしてもしコンピューターサイエンスのバックグラウンドがないとしたら、JavaScriptは素晴らしい最初の選択肢となるでしょう。
ぜひ最初の一歩を踏み出してみてください!