はじめに
部署の新人からよくこんな話を聞きました。
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TypeScript
って難しそうで環境作る時にはJavaScript
を選んじゃいます - 型って何ですか?
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JavaScript
と何が違うんですか?
TypeScript
は絶対に使っていきたいので、
部署の新人向けにTypeScript勉強会を開催しました。
その時のメモをこちらにも公開します。
同じような悩みを抱えた方の負担が少しでも解消されれば幸いです。
※私もTypeScriptの勉強を始めてまだ日が浅いので色々ご容赦ください...
TypeScriptってなぁに?
TypeScript
はいわゆる、AltJS
と呼ばれる言語です。
AltJSって?
AltJS
とは、コンパイルするとJavaScriptになる言語のことを言います。
コンパイルとは、簡単に言うと、ソースコードを解析し、読み取れる形に変換することです。
TypeScript
にはコンパイルする機能も付いていて、どの規格のJavaScript
に変換するか設定することも可能です。
JavaScript
の規格のことをECMASCript
といいます。
ECMAScriptって?
少し歴史も交えて説明すると、、
JavaScript
はブラウザによる互換性が低く、各ブラウザ間での決まりごとが必要でした。
その決まりごとのことをECMAScript
といいます。
これにより、各ブラウザの互換性が生まれるようになったんですね。
そして、ECMAScript
はEditionと呼ばれるバージョンが存在し、ブラウザごとに対応Editionが異なります。
作成したアプリが対応しているEditionをターゲットとし、TypeScriptでコンパイルすると、、、
「○○ブラウザで動かないんだけど!」
ということが起きないです。
例) IEはES3までしか対応していないから、ES3にコンパイルしよう!
ブラウザがどのECMAScript
のバージョンに対応しているかは、以下から確認してください~!
何となく分かったけど、なんでTypeScriptを使うの?
大きく分けて3つの利点があります。
- 静的型付け
- 型推論
- Null 安全性
次回は利点について書いていきます。