こんにちは、タイミーでデータアナリストをしているhatsuです!
今回は、データアナリストが日々対応している社内のデータ抽出・分析依頼(以下「依頼」とします)の依頼量の上限設定について、その目的と影響についてご紹介します。
なお、この記事は Timee Advent Calendar 2023 のシリーズ3、24日目の記事です。
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なぜ依頼の量の上限を決めるのか
タイミーのデータアナリストが所属するBIグループでは、KPI指標をモニタリングするためのダッシュボードの作成や、業務で必要なデータの抽出など、データに関する幅広い依頼を社内メンバーから受け付け、日々対応しています。
しかし、会社が大きくなるにつれてこの依頼の量がどんどん増えていき、データアナリストが本来やるべきプロジェクトや分析に割く時間が次第に圧迫されるように…。
そこで、データアナリストが重要なタスクに割くリソースを確保できるようにするため、来た依頼すべてに対応するのではなく、「この期間内では最大N件までの依頼しか受け付けない」というように、対応する依頼の件数に上限を設けることにしました。
副次的に起こったこと
元々はデータアナリストのリソース確保のために設定した依頼量の上限でしたが、依頼量の上限設定をして良かったことはそれだけではなく、副次的な良い影響もいくつかありました。
その1つが、社内メンバーがBIツールを使ってみるきっかけになっているということです。
タイミーではLookerというBIツールを導入していて、社内のメンバーが必要なデータを簡単に抽出できるような環境を整えているので、このLookerを使えばデータアナリストに依頼せずとも基本的なデータの抽出やダッシュボード作成は自力でできるようになっています。
依頼の量を制限するということは、当然「対応できない依頼」が発生するのですが、これらの依頼で欲しているデータがLookerで出せるものであるケースは多く、その場合は自力でデータを出してもらうことをお願いしています。
タイミーにはまだまだLookerに馴染みのないメンバーや、Lookerの使い方に自信のないメンバーも多いのですが、そういったメンバーには使い方をまとめたドキュメントを共有したり、個別でLookerの使い方のレクチャーなどもしています。
今後やっていきたいこと
データアナリストへの依頼の量を制限したことで、社内ではLookerを使ったデータ抽出がより活発に行われるようになってきました。
しかしそれに伴い、Lookerの使い方でつまずいているという声や、Lookerを使っていく中でわからないことがあって困っているという声も多方面から聞かれるようになってきました。
社内でLookerの講習会を定期的に開催するなど、一部すでに取り組んでいるものもあるのですが、今後よりLooker活用のサポート体制を整えていき、データアナリストのリソース確保と社内のデータ利活用推進の両立を図っていければと思っています。
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