はじめに
2か月の育休から復帰した @ma333 です。
産まれる前は、「デバイス買って、監視・記録・通知・分析する全自動アプリを生成AI使って作ってみた!」ブログでも書こうと息巻いていました。
ですが、育児は忙しく、夫婦とも腰をやってしまったり、そんな余裕はありませんでした…
ありもので育児記録をつけていく、という手抜きスタイルでやってみたところ、意外と続けられ、気づきもありましたので、その話を書いてみます。
育児を記録してみる
最近は自分ログを生成AIに貯めて分析してもらうという方も多いと思います。
ただ、はじめてだらけの育児で何を記録すべきかも分からない中、人気のある「ぴよログ」というアプリを利用することにしました。
ぴよログでの記録方法
ぴよログは、食事・排泄・睡眠などの育児記録を簡単に入力できるアプリです。スマホでサクッと入力できるので、育児の合間に手軽に記録を残すことができます。
とはいえ、合間の記録では忘れてしまうこともあります。そこで我が家では音声入力を活用し、その場で記録することにしました。
ぴよログでは、Alexaのスキル、Siriのショートカットによる音声入力対応があります。
我が家ではリビングのテレビでAlexa、スマホでSiriが使える環境だったので、両方活用することにしました。
音声記録は慣れたら便利
生成AIの自然な対話に慣れてしまったためか、AlexaやSiriのフレーズベースの入力に違和感を感じることもありました。
例えば、「Alexa、ぴよログ『で』寝るを記録して」は記録できるのですが、「Alexa、ぴよログ『に』寝るを記録して」だと別のアプリが開いてしまいます。
Siriの場合はショートカットなので、各項目を1つ1つ登録する手間がありました。
それでも慣れてしまえば、音声入力はとても便利です。育児の忙しい時間帯でも記録を残すことができました。
また、その結果をすぐに一望できることはとても便利でした。子供の成長・日々の違和感を把握したり、病院での質問にも即回答できます。
クリックだけで、いつも同じ分析UIで、即時で内容を確認できるのは、育児アプリの優れているところです。
生成AIで育児を分析してもらう
ぴよログでは記録した内容をPDFやテキストでエクスポートできます。
これを生成AIで参照し、
赤ちゃんの記録ファイルを見て、良い点、気になる点、改善点を教えてください
とシンプルなプロンプトで分析してもらうことにしました。
分析結果
しっかり詳細まで分析してもらったのですが、結論だけ抜き出すと
- 全体としては「かなりしっかり記録できていて、栄養・排泄とも大きな破綻は少ない」
- ミルク量の増やし方も比較的スムーズ
- ただし、
- 睡眠ログに「24時間」「0時間」が複数あり、記録漏れっぽい
- 4月後半〜5月にかけてミルク量がかなり多め寄り
となりました。
驚いたのは、睡眠ログの24時間、0時間をそのままデータとして分析してしまわず、記録漏れを指摘されたことです。
確認してみると、都や区の助成で、産後ケア宿泊やシッターさんに預けていたため、記録できていない日でした。
もう1つ驚いたのは、日々の相談との連携です。生成AIには日ごろから育児を相談しています。そのため、ミルクの増えていた期間については、
ただ以前、
「1ヶ月で1.3kg増」
って相談してくれてたので、その流れとも整合します。
と過去の相談と組み合わせた分析もしてくれていました。
ツールのふりかえり
入力しやすさ、呼び出しやすさだけで考えれば、生成AIで完結させることもできたかと思います。
ですが、ぴよログにはドメイン知識が詰まっており、
- そもそもどんなことを記録しておくべきか
- どのような入力がしやすいか
- 分析結果として何を見たいか
など、新米パパの学びにもつながり、とてもありがたかったです。
そのため、育児アプリと生成AIを組み合わせ
- 非定型の日々の悩み:生成AIに相談
- 定型的な記録や分析、夫婦間共有:育児アプリ
- 組み合わせて分析:生成AIで育児アプリの出力を分析
と利用するのが、私にはとても合っていました。
おわりに
昨今は、生成AIの普及・成長によって従来のSaaSの価値提供が相対的に薄れるのではないかという「SaaSの死」という議論もあります。
それでも少なくとも現時点では、ドメイン知識が詰まったアプリ・サービスは有用です。
忙しい中で一歩を踏み出すには、車輪の再発明をせずに、その道のアプリと生成AIをまずは組み合わせて使ってみようと感じた育休でした。
