概要
boto3をオフライン環境のEC2(RHEL8)にインストールする方法
前提
Python3がインストール済みであること。まだの場合は以下コマンドでインストールを実施すること。
dnf install python39
目次
- boto3とは
- パッケージダウンロード
- TeratermにSCPでパッケージファイル移行
- パッケージインストール
- インストール確認
boto3とは
Boto3とは、「AWS SDK for Python」のことで、AWS の各種サービス(Amazon S3、Amazon EC2、Amazon RDSなど)をPythonから操作するためのライブラリです。これはAWSが公式で提供しています。
PythonとBoto3を使用して、AWSのインフラ構築を自動化してみた
パッケージダウンロード
必要なパッケージ(.whlファイル)を以下URLからダウンロードしてローカルに保存する。
※boto3とbotocoreファイルは毎日更新されて最新バージョンが出るため、それをダウンロードするようにする。インストールサイトにアクセスし、該当ファイルをダウンロードすること。
※pipとsetuptoolsはPythonインストールした際に同時にインストールされるため、基本的にはインストール不要。バージョンアップしたい際にはインストールを実施すること。
他は基本的にインストールURLからインストールしても問題ないが、インストールサイトを見て最新バージョンが出ていたらそちらからインストールを実施すること。
■インストールサイト
■インストールサイト
■インストールサイト
■インストールURL
■インストールサイト ※バージョンアップしない際は不要
■インストールURL
■インストールサイト
■インストールURL
■インストールサイト
■インストールURL
■インストールサイト ※バージョンアップしない際は不要
■インストールURL
■インストールサイト
■インストールURL
■インストールサイト
■インストールURL
必要パッケージ
必要なパッケージは以下の通りです。(20240125時点)
- boto3 1.34.27(毎日最新バージョン更新)
- botocore 1.34.27(毎日最新バージョン更新)
- jmespath 1.0.1
- pip 20.2.4
- python-dateutil 2.8.2
- s3transfer 0.10.0
- setuptools 50.3.2
- six 1.16.0
- urllib3 1.26.18
TeratermにSCPでパッケージファイル移行
Teratermを開き、ダウンロードしたファイルをドラッグ&ドロップする。
格納先は任意のフォルダを指定する。(ex./tmpなど)
パッケージインストール
以下コマンドを実行して移行したパッケージファイルをサーバにインストールする。
pip3 install --no-deps boto3-1.34.27-py3-none-any.whl
※最新バージョンをインストールすること
pip3 install --no-deps botocore-1.34.27-py3-none-any.whl
※最新バージョンをインストールすること
pip3 install --no-deps jmespath-1.0.1-py3-none-any.whl
pip3 install --no-deps pip-23.3.2-py3-none-any.whl
※バージョンアップしない際は不要
pip3 install --no-deps python_dateutil-2.8.2-py2.py3-none-any.whl
pip3 install --no-deps s3transfer-0.10.0-py3-none-any.whl
pip3 install --no-deps setuptools-69.0.3-py3-none-any.whl
※バージョンアップしない際は不要
pip3 install --no-deps six-1.16.0-py2.py3-none-any.whl
pip3 install --no-deps urllib3-2.1.0-py3-none-any.whl
インストール確認
以下コマンドを実行してパッケージがインストールされたことを確認。
pip3 list