自己紹介
こんにちは。株式会社PRUMで採用広報を担当している池田です。
未経験からIT業界を目指している方と話していると、かなりよく聞く共通した悩みがあります。そういった内容を皆さんにシェアしていくので、役立てていただけたらと思います😊
もしIT業界に興味があるけど、誰に相談したらいいのかわからないという場合は一人で抱え込まずに声をかけていただけたらと思います。
>>未経験からIT業界へ挑戦した職員インタビューはこちら
「効率よく学びたい」が、少し違う方向に変わってしまうとき
「できるだけ効率よくスキルを身につけたい」
「遠回りせずに、早く仕事で使えるようになりたい」
IT業界に興味を持って勉強を始めると、こう思うことはあると思います。むしろ、効率よく進めたいと考えること自体は自然です。同じことを何度も繰り返すより、もっといいやり方を探したい。分からないことがあるなら、早く解決したい。その感覚は、悪いものではないと思っています。
ただ、採用担当として話を聞いている中で、少し気になることがあります。それは、「効率よく学びたい」が、「できれば自分で考えずに答えだけ知りたい」に変わってしまっているとき です。ここは、似ているようで少し違うと思っています。
「最短ルートを知りたい」と思うのは普通です
未経験からITを勉強しようとすると、最初は分からないことだらけです。何から始めればいいのか。どの教材を使えばいいのか。どこまでできれば、仕事として通用するのか。調べれば調べるほど情報が出てきて、逆に迷ってしまうこともありますよね。
「結局、これだけやっておけば大丈夫というものはないのかな」
「できれば、一番早い方法を知りたい」
そう思うのも分かります。ただ、ここで少しだけ振り返ってみてほしいんです。分からないことが出てきたとき、普段どうしていますか。すぐに答えを探すのか。少し自分で触ってみるのか。なぜうまくいかないのかを考えてみるのか。
採用担当として見ているのも、実は「何を勉強したか」だけではありません。その人が、分からないことにどう向き合うのか も気になります。ITの仕事では、毎回答えが用意されているわけではないからです。
分からないときに、どう動くか
たとえば、勉強中にエラーが出たとします。書いてある通りに進めたのに動かない。知らない言葉が出てきて、その先に進めない。未経験のうちは、こういうことは普通にあると思います。
そのとき、「教材に書いていないから分からない」「誰かに答えを教えてもらわないと進めない」で止まるのか。それとも、「まずエラーの内容を読んでみよう」「さっき変えたところを戻してみよう」「似たようなケースがないか調べてみよう」と、少し自分で試してみるのか。
もちろん、それでも分からないことはあります。そのときは人に聞けばいいと思っています。何でも一人で解決できることが、自走ではないはずです。
自分で少し考える。試してみる。それでも分からなければ、人に聞く。私は、そういう動き方も「自分で仕事を進める力」 だと思っています。
「全部理解してから進みたい」で止まることもあります
逆に、「ちゃんと理解してからじゃないと次に進めない」と考えてしまうこともあります。本を何度も読み直したり、動画を何周も見たり。それ自体が悪いわけではありません。
でも、ITの勉強では、読んでいるだけだと分からなかったことが、実際に触ってみたら急に分かることもあります。
採用の場でも、「勉強しました」という話だけより、「一度やってみたけどうまくいかなかったので調べました」「作ったあとに気になるところがあって直しました」という話を聞くと、その人がどう学んでいるのかが少し見えやすくなります。
最初からきれいにできなくてもいいんです。一回やってみる。うまくいかなかったら調べる。またやってみる。一見すると遠回りに見えるかもしれません。でも、自分で困ったからこそ覚えていることもあります。
「成長できる環境」を探すときに思うこと
転職活動をしていると、「成長できる会社に入りたい」と思う方も多いと思います。これはすごく自然なことです。せっかく転職するなら、何も身につかない環境より、経験を増やせる環境を選びたいですよね。
ただ、「成長できる環境ですか?」という話を聞いたとき、採用担当としてもうひとつ気になることがあります。その環境の中で、自分はどう動こうとしているんだろう。 会社に入れば全部教えてもらえる。詳しい人のそばにいれば、自然とできるようになる。そういうことばかりではないと思っています。
環境はもちろん大事です。でも、同じ環境にいても、分からないことを調べる人と、答えが出てくるまで待つ人では、積み上がる経験も少し変わってきます。
だから、「成長できる会社か」を考えるのと同じくらい、「その環境で、自分は何をしてみたいんだろう」 と考えてみるのもいいかもしれません。
「楽をしたい」と「考えたくない」は同じではない
ITの仕事には、「面倒だから、もっと楽にできないかな」という気持ちが役に立つ場面があります。毎回同じ作業をするのが面倒だから、やり方を変える。ミスが起きやすいから、分かりやすく整理する。人によってやり方が違うから、誰でも同じように進められる形を考える。こういう「楽にしたい」は、むしろいいことだと思っています。
ただ、本当に楽にするためには、最初に「何が大変なのか」を知らないといけません。一度自分でやってみないと、どこが面倒なのか分からないこともあります。調べたり、失敗したり、やり直したりする時間も出てきます。
なので、「楽をしたい」と「最初から手間をかけたくない」は、少し違うのかもしれません。 あとで楽にするために、今は少し調べてみる。次に同じところで迷わないように、一度立ち止まって考えてみる。そういう時間まで全部「遠回り」として避けてしまうと、かえって先に進みにくくなることもあると思います。
IT業界を目指していると、「最短」「効率」「早く身につく」といった言葉は気になると思います。早くできるようになれるなら、それに越したことはありません。遠回りそのものに価値があるとも思いません。ただ、近道を探している時間が長くなって、まだ何も試していないとしたら、少しだけもったいない気もします。
「自走できる人にならなきゃ」と考えるよりも、分からないときに、自分は普段どうしているだろう。そのくらいから振り返ってみる方が、自分の学び方や、これから伸ばしたいところが見えてくるのかもしれません。
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