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自宅のGPUが弱すぎるからGPUクラウド(Runpod)を使ってみた(感想)

Last updated at Posted at 2025-12-01

自己紹介

社長!2025年12月ですぞー!
(去年のパクり)

m10i と申します。

  • ネットワーク(バックボーン設計・構築・運用)
  • IP電話
  • それらに関わるLinuxサーバ(構築・運用)
  • サイバーセキュリティ

の業務を社内で転々としております。

今回は GPUクラウドってどうなの?ってお話です。

ではやっていきましょう💪

そしてこんなリポジトリ(コンテナイメージ)を管理してます

こちらは有名な画像生成AIのWebUI「ComfyUI」をRunpodの
コンテナで動かそうとする為のデータです。

じゃ、こちらは自宅のパソコンスペックはどうなの?となりますが

OS : Windows11 Pro 25H2
Linux OS : Fedora Linux 44
CPU : AMD Ryzen 7 9700X
Memory : DDR5 64GB
Storage : M.2 SSD(Gen4) 1TB x2
GPU : NVIDIA GeForce GTX 1060 6GB

GPUが...GPUのスペックだけが弱すぎる...
ゲームがしたいわけではないので、GPUだけ貧弱になってしまいました

でも生成AIを触ってみたい!!!
と、こうしてRTX4090スペックのGPUが触れるクラウドを探してました...

そして見つけた Runpod

早速ではありますが、様々なレビューを見た所、
比較的安価で従量課金できる Runpod GPU Cloud を選択してみました。

:warning: このQiita記事は無料ですが、
Runpodで動かすにはクレジット購入が必須です。
(現状無料体験は無し)

アカウント登録後、Billing ページの Other ボタンを押して 最小 $10 から課金できます。
image.png

私は $30(約5000円)払ってテストしました。
おのれ円安

同ページに Auto-Pay 設定もありますので、
石油王ではない限りOFFにしておきましょう...

image.png
(この機能が必要な状況でしたら、GPU買ったほうが安いです)

Pod を作ろう (Deploay a Pod)

Pod では利用するシーンに合わせて様々なGPUを選ぶことが出来ます
もちろん、GPUのグレードに応じて 1時間当たりのクレジット料金は変わります。
image.png

今回ComfyUI利用として試しにRTX4090(1世代前のコンシューマ最上位グレードGPU)を選びました
$0.59/hrが標準の1時間当たりの従量課金です
$0.50/hrは1年間の前払いをした際の課金額となります
(年間 $4380 -> 66万円くらい)
image.png

GPUを選択するとそのままデプロイ設定が表示されます
image.png

  • Pod Name
    任意のPod名がつけられます(後でも変更可能です)
  • Pod Template
    Podで起動するコンテナイメージを選択します
    プリセットでJupyter Notebook, ComfyUIといった各種イメージも配備されてますが、
    私は自前のイメージを動かしたかったので「Edit」ボタンから変更しました

image.png

  • Container Image
    AWS ECRに保管している自前のコンテナイメージURLです
    (この記事を書いてるときは利用可能な状態にしておきます)
  • Container Disk
    Container Disk領域はPodを停止するとファイルが削除される仕様です
    最初はコンテナイメージがおかれる領域かな?と思ってたのですが
    違いまして、正直5GBも要らないDisk領域です...(最小で5GB以上しか設定できない)
    コンテナが起動中の間に発生した「/workspace」以外のディレクトリに置かれたファイルとなります
  • Volume Disk
    Volume DiskはPodが停止した際にもファイルを維持するためのDiski領域となります
    そのため必要なファイル(主に生成AIで利用するモデル)といったファイルはここに置くのが望ましいです
  • Volume Mount Path
    上記のVolume Diskがマウントされるディレクトリになります
  • Expose HTTP Ports
    外部にHTTPプロトコル(実際はHTTPSプロキシ経由にしてくれる)として公開するTCPポートを記載します
    ここでは 8188=ComfyUI, 8888=生成された画像ビューワーサーバ を指定してます

Set Overridesをして設定保存後、
Deply On-Demand をクリックするとコンテナが起動します。
コンテナイメージが大きい場合は其れなりのダウンロード&展開時間が掛かりますので、
のんびり待ちましょう。

無事に起動(しない...?!)

どうやらリージョンもしくはサーバハードウェアによって
"CUDA"のバージョンが異なる為コンテナから認識しないことが多々あります:disappointed_relieved:

こうなったらもうお手上げなので PodをStopしてからTerminateしてPod削除してください...

なお、StopしたPodを起動すれば良いじゃん?と思うかもしれないですが
一度デプロイされたPodがほかのサーバに移ることは"ほぼ"ない、
それどころかRunpodは日々GPUリソースが枯渇しており
GPUが無いCPUのみコンテナ(結局CUDA使えない)で起動します... :dizzy_face:

  • どうやら新規Podデプロイ時は優先的にGPUを割り当ててくれる仕様なのですが
    一度停止したPodはなかなかGPUリソースが回ってきません...

起動したPodで遊ぶGPUリソースは最高!

RTX4090は良いぞ:heart_eyes:
買いたい

ComfyUIは少々とっつきにくい画像生成WebUIですが、
慣れると面白いイラストが大量生産できます
(ここではComfyUIの詳細は割愛します)

なお、アクセスできるHTTPS URLは特にIPアドレス制限などできないため、
不特定多数の人に公開するのは注意しましょう

皆さんもGPUリソースが足りない時の手段として
Runpodを活用してみてはいかがでしょうか?

お知らせ

こちらの記事はctc Advent Calendar 2025の記事となります
この後もctc(中部テレコミュニケーション株式会社)のメンバーが技術にまつわる知見を投稿していきますのでご期待ください

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