#はじめに
基本、エンジニアは資料作成がてんこ盛りの毎日だと思います。
この記事ではネットワークの設計現場で作成している資料たちを紹介します。
作成に使用するソフトは現場によってはVisioを使ってるところもあるようですが、
私はほぼExcelを使って作ります。ここに挙がっている例図も全てExcelで作成しました。
(出来栄えは、ご容赦ください。。)
#物理構成図
システムを構成するネットワーク機器の物理的な接続関係を表した図です。
具体的にいうと、【どの機器】と【どの機器】の【どのインターフェース】同士が繋がっているのか、
また【どのようなケーブル】で繋がっているのかを表しています。
大規模なシステムになると、全体の物理構成が1sheetに収まらないので、
複数sheetに分けたりとかしたり。(管理LANのsheet、本番LANのsheetなど)
ケーブルの種類や規格については以下記事を参照ください↓
イーサネットの規格
#論理構成図
システムを構成するネットワーク機器がどのネットワークセグメントに属しているかを表した図です。
そのため、IPアドレスを持っていない機器(L2スイッチやHUBとか)は登場しません。
※L2スイッチでも管理用IPアドレスを持っている機器は登場します。
最近では、ネットワークの仮想化(ルータ・ファイアウォールとか)技術によって、
システムを構成するネットワークが大きくなり、仮想化で分離したネットワーク毎に図を作ったりします。
ネットワークの仮想化技術については以下を参照ください↓
VRFの概要と仕組み ~VRF-Liteとの違い,構成例,設定例について~
#IPアドレス一覧表
その名の通り、システムを構成する全てのIPアドレスをネットワークセグメント毎に一覧化して、
システムを構成する全ての機器(サーバ含め)が持っているIPアドレスと紐づけて表します。
IPアドレス=住所と言われてる通り、システムを構成する機器たちの住所録です。
ネットワーク部隊のみならず、設計・構築する全部隊の【神資料】となるべく作成・管理します。
#パラメータシート
ネットワーク機器に設定した情報を記載した資料です。
現場によって呼び名は様々かもしれません。設定情報シートとか?
メーカからフォーマットを提供してもらったり、なければ自身で作成したりします。
機器によっては、持っている機能全て記載すると膨大な量になってしまうので、
使用している機能だけを抜粋して記載する場合もあります。
原則、パラメータシートと実機から取得したコンフィグファイルが
イコールになっていることが正しい状態といえます。
今後もちょこちょこネットワーク関連の記事を投稿しようと思います。では。