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チームの知恵を最大化する!Notion AIで実現する新しい情報共有とナレッジ活用

Last updated at Posted at 2025-05-30

👥 こんな方におすすめ

  • 記録を残しながら短い期間の実験を繰り返したいチーム
  • 残した記録を活用して最小限の労力でアウトプットに仕立てたいチーム
  • 既存のやり方から一歩踏み出したいが、何から着手すべきか悩んでいる方
  • 実践的なユースケースや現場の工夫を知りたい方

🎯 背景

私たちのチームではAIを活用したナレッジの再利用に取り組んでいます。ですが、これまでのやり方を継続するだけでは、価値ある情報が十分に共有・活用されず、チームの潜在能力を最大限に引き出せていないという課題がありました。

特に以下の3つの課題に直面していました:

  • 日々の暗黙知が形式知化されにくい
  • アウトプットの機会が限定的
  • 実験的な取り組みのサイクルが確立されていない

そこで、チーム内の情報共有の活性化、AIを活用したナレッジ管理、定期的なアウトプットの場の創出など、具体的な施策を展開することにしました。

🔍 取り組み内容

1. チーム内の情報共有会を中心にした知見の集約と活用

定期的な情報共有会をチーム内で開催しています。情報共有会は対話で状況をシェアすることが原則ですが、伝えたい内容を事前にメモする習慣を作りました。ただし、メモはカチッとしたものではなく箇条書きベースで自分の言葉で書く(迷わないように見出しだけフォーマット化してる)程度です。

可能な限り軽量にかつ対話ベースにすることで、週報など文章で頑張って書いて伝えるよりも価値がある情報がシェアされるようになりました。

2. Notion AIを活用したアウトプットのドラフト作成

ナレッジを残すのは大変な作業です。日々の暗黙知を改めて書き起こすには、とても労力が必要です。

情報共有会で価値が高い情報を蓄積することができたのでそれをAIで活用することに取り組みました。定期的な情報共有会でチームの成果のネタがNotionに貯まるのに加え、メンバーが日々Notionに残しているメモをNotion AIを使ってナレッジ化する候補に仕立ててもらいます。

ちなみにこんなプロンプトです。

以下の条件に従って、ナレッジ記事のドラフトを複数本生成してください。

【目的】
・(チームポータルのNotion内リンク)の最近1ヶ月の活動記録全体を対象に、ナレッジ候補トピックを抽出してください。
・それぞれのトピックについて、1本の記事として独立した構成でまとめてください。
・部門内での再利用を目的とし、必要に応じてQiitaにも投稿できるように汎用的な構成としてください。

【除外するページ】
・以下に挙げるページの内容は、記事化の対象から除外してください。これらの内容を含めると、記事が重複作成される可能性が高いです。

(除外する記事のNotion内リンク)

【テンプレート構成】
・各記事は以下のテンプレートに準拠してください: (記事テンプレのNotion内リンク) 

【出力ルール】
・抽出されたナレッジトピックごとに、1記事として記述してください。
・記事はすべて独立して読める構成にしてください(別記事同士のつながりは不要)。
・構成や項目順はテンプレートに忠実に従ってください。
・各記事内には、図表の必要がある場合に「ここに図:◯◯」や「ここに表:◯◯」と記述してください(生成は不要)。

【記事構成テンプレート(要約)】
1. タイトル(読者が内容を想像できるもの)
2. はじめに(背景と目的)
3. 課題認識(問題やモヤモヤの説明)
4. 解決アプローチ(使った手法・ツール・工夫)
5. 得られた効果・学び(成果・再現性のある知見)
6. 再利用のヒント(他チームで使える工夫・視点)
7. 筆者名
8. 関連資料・参考リンク(任意)

【その他の指示】
・箇条書きは使わず、ストーリー形式でわかりやすく書いてください。
・専門用語には簡単な補足説明を添えてください(技術者以外の読者も想定)。
・固有名詞や社外秘の内容は記載しないでください。必要があれば仮名で置き換えてください。

3. アウトプットの習慣化

これまで紹介したような仕組みを作っても、やっぱり人間腰が重いものです。そこで定期的なもくもく会を設定し、アウトプットの習慣化のチャレンジを始めました。この時間でアウトプットがすべて終わらなくても、動き出すきっかけになればいいと考えています。

🚀 仮説検証の仕組み作り

「短いサイクルで実験を回す」ために、その記録を正しく残すことにチャレンジしています。仮説や実験内容を記録するためのフォーマットを用意し、決まった形で残すことで、自ずと仮説ドリブンの実験になっていくことを狙っています。

また、各メンバーが定期的に自分の活動に対して仮説をアップデートしたり、次の実験の計画に役立つフィードバックを得るためのディスカッションの場も設けています。これはスクラムでいう「スプリントレビュー」のような役割を持っています。

✨ 成果・得られたこと

  • 情報共有会を通じて、チーム内のコミュニケーションが活性化し、価値の高い情報が定期的に共有されるようになった。
  • Notion AIを活用することで、日々の活動記録から効率的にナレッジ化できる仕組みが確立された。
  • 定期的なもくもく会の設定により、アウトプットを習慣化するための具体的な場が生まれた。

💡 まとめ・再利用ポイント

  • 仮説ドリブンで短期間の実験を繰り返し、その記録を正しく残すことで、検証と改善のサイクルを回せる
  • 情報共有は軽量かつ対話ベースにすることで、価値の高い情報が自然と共有される
  • AIを活用して暗黙知のナレッジ化を効率的に行い、チームの知見を蓄積・再利用できる
  • 定期的なアウトプットの機会を設けることで、メンバーの自律的な活動を促進できる

これらの取り組みは、イノベーションを生み出す組織づくりの基盤となり、チームの生産性と創造性を高めることにつながると考えています。ぜひ真似してみてください!

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