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【Blue Prism】Powershellでコマンド実行してみよう

Last updated at Posted at 2022-09-06

はじめに

Blue PrismでPowershellを使ってコマンド実行したい、と思ったことはありませんか?
これから業務でPowershellの自動化をする方、「コマンドプロンプトよりもPowershellの方が慣れている」という方もいるのではないでしょうか。

この記事では、Blue PrismでPowershellを使ってコマンドを実行する方法をご紹介します。

前提条件

Blue Prism ver6.8
※筆者の環境が6.8のため上記としていますが、6.10.2でも動作確認済みです。

Start Processを使おう

Blue PrismでPowershellを実行するには、アクション「Start Process」を使います。
オブジェクト1つと、プロセス1つを作っていきます。

オブジェクト

まず、下図のようなオブジェクト「Powershell」を作成します。
image.png
データアイテムは3つ作成します。
※初期値は全て空でOK

データアイテム名 データ型
Powershellの実行ファイルパス テキスト
テキストファイルパス テキスト
引数 テキスト

 
Start Processを使うには、対象システムに実行させたいコマンドを渡す必要があります。 
コマンドをオブジェクトのデータアイテムやアクションのパラメータに
直接書き込んでも動作しますが、再利用性には欠けてしまいます。
そこで、別途用意した、コマンドを入力済みのテキストファイルを
読み取る「コマンドを読み取り」アクションを追加しました。
image.png
使用するアクション:Utility-File Management::Read All Text from File
入力パラメータは以下を指定します。

入力
File Name データアイテム「テキストファイルパス」

image.png
出力パラメータは以下を指定します。
この「引数」の中身が、Start Processで実行する時に参照するコマンドの内容です。

出力 保存先
Text  データアイテム「引数」  

 

Powershellに実行してもらうコマンドを取得したら、Start Processにコマンドを引き渡します。
image.png
使用するアクション:Utility-Environment::Start Process
入力パラメータは以下を指定します。

入力
Application データアイテム「Poweshellの実行ファイルパス」
Arguments データアイテム「引数」

 
これでオブジェクトは完成…ではなく、最後に
開始ステージに入力パラメータを設定しましょう。
image.png

氏名(名称)
テキストファイルパス データアイテム「テキストファイルパス」
Powershell実行パス データアイテム「Poweshellの実行ファイルパス」

プロセスから何かしらの値やデータを受け取るには、
予めオブジェクトの開始ステージに、入力パラメータを定義しておく必要があります。

プロセス 

次に、プロセス「Powershell実行」を作成します。
image.png
データアイテムは2つ作成します。

データアイテム名 データ型 初期値
Powershellの実行ファイルパス テキスト Powershellの実行ファイル完全パス
テキストファイルパス テキスト コマンドが書かれているテキストファイルの完全パス

image.png

使用するアクション:Powershell::powershell ※上で作成したオブジェクトですね!
入力パラメータは以下を指定します。

入力
テキストファイルパス データアイテム「テキストファイルパス」
Powershell実行パス データアイテム「Poweshellの実行ファイルパス」

※Powershellの実行ファイルパスは原則変わらないので、環境変数での設定を推奨します。

オブジェクト作成の最後で設定した、開始ステージの入力パラメータは
このアクションから値を受け取ります。ちゃんとリンクしていますね!
 

これで準備が整いました。
なお、今回読み取るコマンドは以下の内容です。
実行後に画面が消えて結果が分からなくならないように「pause」を入れています。
image.png

実行した結果です。
image.png

Powershell.png

無事に実行できました!
「HELLO」と「こんにちは」がちゃんと表示されています。

終わりに

・PowershellをBlue Prismで実行したい場合は、「Start Process」アクションを使う
・読み取るコマンドは、「Read All Text from File」を使うと便利

こちらの2点を押さえて、ぜひご活用ください!

参考記事

【RPA】Blue Prismでコマンドを実行する。これでネットワークドライブ接続とか、いろいろ捗るな。

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