Photoshopでデザインした際、ヘッダーやフッター等の共通ファイルを相対パスでリンクする方法です。
まずはじめに
ファイルをリンクする場合、ドラッグ&ドロップか「メニュー > リンクを配置...」を使用している場合があるかと思います。
この際、Photoshop内ではパスは絶対パスとなってしまい、
自分のローカル環境以外では以下のような警告が出てしまいます。
※伏せてて分からないですが、社内共有のディレクトリを参照したパスになっている状態です
警告が出ても、「リンクを再設定」することでその場はしのげますが
この現象はパスが変わる度に発生し、
バージョン管理などでファイルを社内共有していたり、何度も直面していると大変しんどくなります。
解決方法
そこで、絶対パスから相対パスに変更するために、Photoshopの「パッケージ」機能を利用します。
以下は、既にリンク済みのファイルをパッケージ機能を使い相対パスに変更する方法です。
ファイルを開き、リンクを再設定する
まず、社内共有のパスを自分のローカルのパスになるようリンクを再設定します。
パッケージを実行
メニュー:ファイル > パッケージ
「サポートされてないカラースペースを…」というエラーが出た場合
稀にこんなエラーがでます。
その場合は、PSDを一度保存し閉じてから、再度開きましょう。
保存します
保存すると、『「PSDファイル名」+フォルダー』というディレクトリが出来上がります。
リンクしていたファイルは「Links」内に格納されます。
ディレクトリ内を整理します
パッケージを1つ作る度に、『「PSDファイル名」+フォルダー』というディレクトリが増えていくので、サイト制作時、下層ページが増えるごとに煩雑になるので整理します。
まず、データを管理したいディレクトリ階層にPSDを移動します。
上書きします
データを移動すると以下の様なエラーが出ますが思い切って置き換えます。
※心配な方はバックアップを取ったりバージョン管理を利用しましょう
Linksディレクトリを移動します
ページごとのPSDと同階層にLinksが配置されるよう移動します。
データを確認する
データを開いて問題ないことを確認します
『メニュー:ウィンドウ > 属性』から、Linksにリンクされていることを確認します。
他のデータもパッケージ化する
他のデータも同じようにパッケージ化したら、同階層に格納していきます。
パッケージ化の度に同じ「Links」ディレクトリが生成されますが、
これは1箇所にまとめることができるので、
どんどん「Links」に格納することでまとめることが出来ます。
以上で終わりです