1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

【ServiceNow】Washington DCリリース「Exit Loop / Skip Iteration Flow Logicの実装」

Last updated at Posted at 2024-10-09

はじめに

みなさんこんにちは、三井情報株式会社です。

本記事ではWashington DCへのバージョンアップでFlow Designerに追加された Exit Loop Flow Logic と Skip Iteration Flow Logic の概要と実装例についてご紹介いたします。

Exit Loopとは

ループ内における何らかの判定結果に応じてfor文やwhile文ループ処理を中断し、ループ全体を終了させるために使用します。このフローロジックはbreakとも呼ばれます。

Skip Iterationとは

ループ内における何らかの判定結果に応じて後続処理をスキップし、元のループ文の先頭に戻り、処理を続行させるために使用します。このフローロジックはcontinueとも呼ばれます。

Exit Loop / Skip Iteration Flow Logicの実装例

実装概要

Incidentレコードの件数をカウントし、条件によって異なるメッセージをLogに出力するフローをExit LoopとSkip Iterationを使用して作成します。
Exit Loopが実行された場合は「Exiting the Loop」というメッセージをログに出力させ、Skip iterationが実行された場合は「Skippng iteration」というメッセージをログに出力させます。

実装方法

(1)Workflow studioを開き、New > Flow を選択して、新規のフローを作成します。
(2)フローのTriggerを設定します。
1-1.png
(3)incidentレコードの検索条件を設定します。
1-2.png
(4)incidentレコードを1件ずつ処理するための設定をします。
1-3.png
(5)incidentレコードの件数が100件以上か判定する処理を設定します。
1-4.png
(6)Logに出力するメッセージを設定します。
1-5.png
(7)Exit Loopステップを追加します。
1-6.png
(8)Else if文にincidentレコードのカテゴリーが Injury / Help の場合を設定します。
1-7.png
(9)Logに出力するメッセージを設定します。
1-8.png
(10)Skip Iterationステップを追加します。
1-9.png

実行結果

①Skip Iteration Flow Logicの実行
incidentレコードの件数が100件以下かつ1件目のincidentレコードのカテゴリーが Injury / Help だったため、Step7,8が実行されました。
3-5.png
System Logでメッセージの出力が確認できました。
3-6.png

②Exit Loop Flow Logicの実行
Exit Loop Flow Logicを実行するために、Step3のCondition1を100件から10件に変更しました。
4.png
incidentレコードの件数が10件以上だったため、Step4,5が実行されました。
5-1.png
System Logでメッセージの出力が確認できました。
5-2.png

参考

本記事は、以下のドキュメントおよび動画を参照しています。

おわりに

本記事ではWashington DCへのバージョンアップでFlow Designerに追加された Exit Loop / Skip Iteration Flow Logic の実装例についてご紹介させていただきました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

1
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?