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Datazone(GA版)の検証

Last updated at Posted at 2024-02-05
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アジェンダ

1. 概要
2. 前提
3. 実装方法
4. 追加検証
5. 所感
6. さいごに


概要

AWSはAmazon DataZone(以下DataZone)の一般提供を開始しました。
Datazoneでは以下のようなことができると発表されています。
・組織の枠を越えてデータを大規模にカタログ化、発見、分析、共有、管理
・データプロデューサー(※)とコンシューマー(※)がより安全にデータを共有
(※):データプロデューサー:管理者
(※):コンシューマー:利用者

本記事ではDataZoneの使用方法や、
AWS内の他のサービスとの権限の干渉の有無について検証しております。


Datazoneとは
Datazoneを簡単な図にしました。
散在するデータを管理者がDatazone上でカタログ化し、一元管理ができます。利用者は申請をするだけでプロジェクト内のデータを分析することができます。また、用語集を作成することができるため、ユーザによってより易しくなるといえます。
image.png


前提

・アジアパシフィック (東京)
 ※IAMはDatazoneのドメインと同じリージョンに設定する必要あり
・AWSにアクセスできる環境があること
 ※ユーザのセットアップなどは省略


実装方法

基本こちらを参考に実装しております。
①AWSにユーザがありログインできることを確認します。
image.png


②今回必要な権限をまとめたユーザグループを作成するため
検証ユーザをそのユーザグループに追加します。
image.png
Datazoneのフルアクセスを付与します。
image.png


③Amazon DataZoneがユーザーに代わってAWSマネジメントコンソールで必要なロールを作成できる権限を付与します。
image.png


④ドメインのリソース共有を一覧表示、承認、拒否するために必要なアクセス許可を付与します。
image.png


⑤AWS 認証情報を使用してデータポータルにアクセスするために必要なアクセス許可を付与します。
image.png


⑥Redshiftにクラスターを構築しサンプルデータを格納する
image.png


⑦DatazoneとRedshiftの接続にはシークレットアクセスキーが必要となるためSecretsManagerでキーを作成する
image.png


⑧Datazoneでドメインを作成する
image.png


⑨ドメインが作成できたことを確認する
image.png


⑩ドメインの下にプロジェクトを作成する
image.png


⑪プロジェクトが作成できたことを確認する
image.png


⑫AWSアカウントと紐づいていることを確認する
image.png


⑬環境プロファイルを作成する
※環境を作成するために必要なフォーマットのようなもの
image.png


⑭環境を作成する
image.png


⑮Redshiftにサンプルデータなどを用いてテストテーブルを作成する
image.png


⑯テーブル内の項目名でアセットを検索が可能
項目名検索.png


⑰フィルターを利用することで検索が容易に
フィルター.png


⑱サブスクライブを申請
→サブスクライブをすることで他のアカウントにテーブルのアクセス権限を付与
スクリーンショット 2024-01-19 181126.png


⑲プロジェクト名とリクエストの理由を記入しサブスクライブを申請
サブスクライブ申請.png


⑳プロジェクト作成者がサブスクライブを承認
sabusuku.png


㉑サブスクライブ申請者側で承認を確認
承認確認.png


㉒サブスクライブ承認後、Redshiftに接続が可能に
サブスクライブ承認後.png


㉓クエリエディタに移動
Redshift.png


㉔下記の設定で接続
接続.png


㉕テーブルに接続が可能に
クエリエディタ接続.png


追加検証

追加検証として以下の内容を検証した。

  1. Redshiftへ接続するIAM権限がないユーザーが、
    Datazone側のサブスクライブの有無で接続可能になるのか

  2. テーブルへ接続ができないユーザーが、
    Datazone側のサブスクライブの有無で接続可能になるのか


1: Redshiftへ接続するIAM権限がないユーザーが、
Datazone側のサブスクライブの有無で接続可能になるのか
→IAM権限がないユーザーでも接続が可能
→ユーザーがDatazone由来のユーザーでログインしているため
→サブスクライブが承認されていない場合は接続不可
追加検証①.png


2: テーブルへ接続ができないユーザーが、
Datazone側のサブスクライブの有無で接続可能になるのか
→テーブルに権限がないユーザーでも接続が可能
→ユーザーがDatazone由来のユーザーでログインしているため
→サブスクライブが承認されていない場合は接続不可
追加検証①.png


所感

・Datazoneのサブスクライブでテーブルのアクセス可否を一括管理ができる
→適切なユーザーが適切な目的で適切なデータにアクセスできるように
→操作性も非常に簡単

・プロジェクト全体でデータアセットを一元管理できる
→データが散在することがなくなる

・AWS Glue Data Catalogと異なりデータを同期する頻度や
 連携するテーブルなどの内容を自由に設定可能


さいごに

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