VMware Cloud Foundation(VCF)9.1 がリリースされ、各種機能追加が行われていますが、VCF Operationsにおいても機能強化が図られ、日々の運用/Day2 Operationsに向けた機能拡張が行われています。
本記事では、VCF Operations 9.1における主な機能拡張について、以下の4点をご紹介します。
- VCF Operations UIの刷新について
- リアルタイムメトリクス
- 「保護」タブの追加とセキュリティ運用の強化
- Dashboard画面の高速化と機能拡張
VCF Operations UIの刷新について
VCF Operationsは、VCF環境全体の監視・運用・ライフサイクル管理・セキュリティ・コスト管理などを行う統合運用ツールです。
VCF 9.0までのVCF Operationsは、従来のAria Operations由来のメニュー構成が残っていた関係で、操作にはある程度の慣れを要する構成でした。
VCF 9.1ではUIの構成が見直され、新たに「操作・管理・保護・ビルド」と呼ばれる4つのタブに整理されています。これにより、監視、ライフサイクル管理、セキュリティ管理など目的別に、より直感的にアクセス出来るようになりました。

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「操作」タブ : VCF環境全体のインベントリ・アラート・メトリクス・ログを一元的に可視化し、日々の運用監視を行うダッシュボード機能

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「管理」タブ : 証明書・パスワード・ID/アクセス・ライセンスなど、フリート全体のライフサイクルに関わる管理業務をまとめて実施する機能

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「保護」タブ : 暗号化モードやvSAN/VM暗号化の状況、コンプライアンス、監査レコードなどのセキュリティポスチャを可視化・管理する機能

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「ビルド」タブ : ソフトウェアデポやライフサイクル管理、タスク進行状況を確認しながらVCFインスタンスの構築・更新を行う機能

リアルタイムメトリクス
VCF 9.0では通常のメトリクス収集(オンプレミス版では一般的に5分間隔)が中心でした。一方、VCF 9.1では新たにReal-Time Metricsが追加され、ESXiホストでは最短2秒間隔でメトリクスを収集できるようになり、一時的な性能スパイクや短時間の異常も把握しやすくなっています。(ESXTopのようなメトリクスの取得も可能になっています。)
- リアルタイムメトリクスは、デフォルトでは無効です。以下のステップで有効化します。
- Real-Time Metrics及びReal-Time Metrics Storeのデプロイ
- ポリシーでの有効化
- 動作の確認
Real-Time Metrics 及び Real-Time Metrics Store のデプロイ
- 「ビルド」>「ライフサイクル」> 「VCF管理」> 「Real-time metrics」より有効化します。
- デプロイに際して、ワーカーノードが「16vCPU・32Gメモリ」のサイズで展開されます。検証環境において、35分で展開が完了しました。
ポリシーでの有効化
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「ポリシーの編集」>「リアルタイムメトリクス」画面を開きます。
今回は「ESXi上位(ESXiTop)」は「無効」のまま「オブジェクトタイプの選択」より「vCenter Server」を選択し、画面のとおり設定して「保存」しました。
※ESXiTopの有効化に際して、Real-Time MetricsコンポーネントをデフォルトのSmallからLargeに拡張する必要があります。


動作の確認
「保護」タブの新設とセキュリティ運用の強化
VCF 9.1では、新たに「保護」タブが追加され、従来から提供されていたセキュリティ機能やコンプライアンス機能を「保護」という観点で集約・整理したものとなっています。
また、VCF 9.0でもコンプライアンスチェック機能は提供されていましたが、VCF 9.1ではこれをSecurity Posture Management(SPM)として強化しています。従来の「設定が基準に適合しているかを確認する」機能に加え、VCFフリート全体を対象とした継続的なセキュリティ評価や、ベンチマークとの比較、監査対応を支援する機能が拡充されています。
Dashboard画面の高速化と機能拡張
以下のようなダッシュボード画面の機能拡張が図られています。







