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AWS DMSでPostgreSQLの既存データを移行してみた(RDS to RDS)

Last updated at Posted at 2022-04-15

AWS DMSを利用してRDSのPostgreSQLからRDSのPostgreSQLにデータを移行しました。

構成

image.png

移行元DBの構成

移行元DBは以下のような構成です。
スキーマはデフォルトのもの(Public)を利用するとします。
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前提条件

  • 移行元RDSはPostgreSQL 11.12で、複数DBが存在する。
  • 移行元RDSのデータは今後更新されることはない。
  • 移行元RDSのデータを全て移行先RDSに移行する。
  • 移行先RDSは新規構築したものを利用する。

作業内容

移行先RDSを新規構築

以下の流れで移行先RDSを新規構築しました。
後からデータベースを手動で作成するので、最初のデータベースは空にしました。
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移行先RDSにDBを手動で作成する

移行先RDSにpsqlで接続して移行元RDSと同じ名前のDBを作成します。
今回は移行元RDSにDBが2つあるので、2つ作成します。

CREATE DATABASE sample_db1;
CREATE DATABASE sample_db2;

セキュリティグループの用意

移行元RDSと移行先RDSにアタッチするセキュリティグループのインバウンドルールに以下の2つのルールを記載します。
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DMSでレプリケーションインスタンスを作成

AWS DMSでレプリケーションインスタンスを作成します。
セキュリティグループはインバウンドのルールはなし、アウトバウンドの設定はデフォルトの状態のものを利用しました。
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qiita-2.png
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DMSでエンドポイントを作成

エンドポイントは以下の4つを作成する必要があります。

  • ソースエンドポイント:移行元RDSのsample_db1用
  • ソースエンドポイント:移行元RDSのsample_db2用
  • ターゲットエンドポイント:移行先RDSのsample_db1用
  • ターゲットエンドポイント:移行先RDSのsample_db2用

作成の流れは以下の通りです。
エンドポイントの作成の前にテストの実行をして、レプリケーションインスタンスから移行元RDSにアクセスできることを確認します。
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qiita-5.png

データベース移行タスクを作成&実行

4つのエンドポイントを作成したら、データベース移行タスクを作成して実行します。
移行元RDSにDBは2つありどちらのデータも移行するので、データベース移行タスクも2つ作成します。
qiita-6.png
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移行先DBの確認

2つのデータベース移行タスクのステータスが「ロード完了」になったら、移行先RDSにpsqlを使って接続し、DBやテーブル、データの数を確認します。
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想定外だったこと

  • AWS DMSを使えば移行元DBクラスターを丸ごと移行できると思っていましたが、AWS DMSはDB単位でデータを移行する必要がありました
  • AWS DMSでエンドポイントを作成する前に、移行先RDSに予めDBを作成しておく必要がありました。
  • AWS DMSではロール(ユーザ)は移行できないので、移行先RDSに手動でロールを作るか、別の移行方法を考える必要があります。

参考

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