#背景
- コンテナプラットフォーム(K8sやOCP)がいろんなところに散らばってできたときに統合管理するソリューションを調査
- Red Hat ACMが統合管理ソリューションとして最初にあてはまるが、極論すると「コンテナプラットフォームをECS/EKSに限定してしまえばAWS Management Consoleでも統合管理できる」
- そうすると、各社粒度は違えど統合管理サービスを持っていることになり、比較をする価値はあるかも
- まずは直近出てきたAzure Arcが気になる
#調査開始!
##まずはニュースサイトから
https://codezine.jp/article/detail/13654
- Azure以外のサーバー・K8sなどをAzure Portalから統合管理する
- Managed DBのK8sへのデプロイや、様々な環境のSQL Server/Machine Learningの統合管理はパブリックプレビュー
- Azure ArcエンドポイントへのHTTPS接続(Proxy接続可)が必要とのことで、管理対象からインターネットアウトバウンドができれば管理対象にぶら下がれるらしい
- (2021/04/21追記)HTTPS接続なのでExpress Routeを接続してルーティング設定すればクラスターからインターネットに接続しなくても専用線内で完結
- (2021/04/21追記)費用はAzure外のK8sを利用する際に発生する様子。
- "Azure外部のKubernetesクラスタに対して最初の6vCPUは無料だが、vCPUコア毎に月々$2の料金が発生する"(上記記事より引用)
- 公式の料金表が分かりやすい
- コントロールプレーンは無料、Azure外のクラスターのみ課金対象
- K8sではなくVMの管理だがGCP, OracleのVMを管理したりポリシー適用したりされている事例
- まぁ特に問題なく管理できている印象
- AKSを登録して管理されている事例
- ノード数・K8s Versionなどは見れている
- 監視は個別にAKSから見られている(EKSを管理対象にしたらAWS Management Consoleから見ないといけないかも?)
##我らが公式
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-arc/kubernetes/overview
すべての Cloud Native Computing Foundation (CNCF) 認定 Kubernetes クラスターで動作します
- なるほど
Arc 対応 Kubernetes で使用されるすべての Azure サービス (Azure Security Center、Azure Monitor など) は、そのサービスの価格で請求されます。
- なるほど
- Japanでは未提供(プレビューでもなく提供予定アイコンもない)
#感想
- なかなか使えそう
- 概ね無償なのは良心的
- Azureに管理コンソールを統一させる狙いがある分、撒き餌的な価格設定か
- 対抗馬になりそうなRed Hat ACMやVMware Tanzu Mission Controlあたりが有償と考えるとAzure Arcに心が動く・・・