平成31年春期 午前問題74
発生した故障について,発生要因ごとの件数の記録を基に,故障発生件数で上位を占める主な要因を明確に表現するのに適している図法はどれか。
1、パレート図は、
分析対象の項目値を大きい順に並べた棒グラフと、累積構成比を表す折れ線グラフを組み合わせた複合グラフで、主に複数の分析対象の中から重要である要素を識別するために使用します。
パレート図の棒グラフは、項目値の大小を基準に各要因が並ぶので、上位を占める要因を明確に表現するのに適しています。
2、特性要因図は、(=フィッシュボーン図)
特性(結果)とそれに影響を及ぼしたと思われる要因(原因)の関係を体系的に表わした図です。直接的な原因と間接的な原因に分別したり、真の問題点を明確にしたりする効果があります。
特性要因図の 4M とは
特性要因図の要因をあぶり出す際に意識されるのが、4M と呼ばれる要素です。すべて M から始まる英単語で表現され、その内訳は以下の通りです。
Man = 人
Machine = 機械、設備
Method = 方法
Material = 材料
3、マトリックス図は、
表の縦軸と横軸にいくつかの項目を設定し、交点に各項目同士の関連性・関連度合いなどを文字列や数値または記号などで表した分析図です。
4、連関図は、
複雑な要因の絡み合う事象について、その事象間の因果関係・相互関係を明らかにして問題や原因を特定し、目的達成のための手段を発見する手法です。
参照:
統計的な考え方「QC7つ道具:パレート図」とは?
https://happymakeproject.com/6585/
特性要因図
https://navi.dropbox.jp/fishbone-diagram
連関図
https://www.i-juse.co.jp/statistics/product/func/nqc/rdiag.html