応用情報技術者令和元年秋期 午後問9
ファイル:2019r01a_ap_pm_qs.pdf 午後問9
メモです。
1、開発要員の異動
私の考えは、モバイルアプリ(新規開発)は、若手社員複数名が不足と思ったが、
参考答えは、大阪チームの現行システムの開発経験者がないの点で、
東京チーム内でモバイルアプリ(新規開発)チームにベテラン社員数名を追加する
→
現行システムの開発経験者を東京チームから大阪チームへ異動させた
2、インタフェースを疎結合とする設計は、何を実現でき、どのような効果があるか
システムの独立性が実現でき、コミュー二ケーションエラーリスクを抑制できる
→
作業の独立性を高め、コミュニケーションエラーのリスクを軽減する。
3、なぜプロジェクト全体は東京チーム内の取り組みを適用するというと、
文書管理では、文書名称、格納方法、版管理の規則を定め、その実施を徹底しているから。
4、EVM計算
d: SPI=EV/PV = 360/400 = 0.90
e: CPI=EV/AC = 210/200 = 1.05
EVM指標値によると、
東京チーム:
SPIが0.90<1 ので、スケジュールが予定より遅れ
CPIが0.90<1 ので、コストは計画値を超過
大阪チーム:
SPIが1.00=1 ので、スケジュールが予定通り
CPIが1.05>1 ので、コストは計画値未満
EVMとは、プロジェクトマネジメントにおいて進捗状況の把握・管理を行う手法の一つ。作業の到達度を金銭などの価値に換算したEV(Earned Value:アーンドバリュー、出来高)という概念で把握する。
EV (Earned Value:出来高)
EVMで利用される指標の一つで、ある時点までに完了した工程の予算コストの合計のこと。
PV (Planned Value:計画価値)
積算した計画値
AC (Actual Cost:実コスト)
EVMで利用される指標の一つで、ある時点までに投入した実際のコストの合計のこと。
コスト効率指数(CPI:Cost Performance Index)= EV/AC
スケジュール効率指数(SPI:Schedule Performance Index)= EV/PV
SV (Schedule Variance:スケジュール差異)
EVMで利用される指標の一つで、ある時点で完了した作業の予算コストの合計(EV:Earned Value)と、計画時にその時点で完了していると予想されていた作業の予算コストの合計(PV:Planned Value)の差のこと
CV (Cost Variance:コスト差異)
EVMで利用される指標の一つで、ある時点までに投入した実際のコスト(AC:Actual Cost)と、完了した作業の予算コストの合計(EV:Earned Value)との差のこと
5、EAC計算
ECAは、完成時総コスト見積もり
計算方法は、BAC/CPI
BACは、完成時総予算です。
東京チームのBACは、4160+250(業務要件追加費用)=4410
CPIは、4月累計のCPIを使うので、CPI=EV/AC=2100/2000=1.05
EAC=4410/1.05=4200万円
多分、式が覚えられないだろうね。。。
参考:
BABOKとは、Business Analysis Body of Knowledge(ビジネスアナリシスの知識体系)の略で、カナダのトロントにある国際非営利団体「IIBA(International Institute of Business Analysis、2003年に設立)」により制定され、すでにグローバルスタンダードとして確立されている知識体系だ。ビジネスアナリシスのベストプラクティスを体系化したもので、7つの知識エリア(後述)とそれを構成するタスクやテクニックからなる。
共通フレーム 【 SLCP-JCF 】 Software Life Cycle Process Japan Common Frame
共通フレームとは、情報処理推進機構(IPA)が発行しているソフトウェア取引に関するガイドラインで、ソフトウェアの構想・設計から開発、導入、運用、保守、破棄に到るまでの各工程について、個々の作業内容、用語の意味などの標準的なモデルを示したもの。
疎結合
読み方:そけつごう
【英】loose coupling
疎結合とは、細分化された個々のコンポーネント同士の結びつきが比較的緩やかで、独立性が強い状態のことである。
疎結合では、個々のコンポーネント同士は相互に連携しているが、相互に依存している余地が少ない。そのためコンポーネント間の連携をあまり顧慮せず、それぞれのコンポーネントを交換したり改良したりするような柔軟な対処を行うことができる。
疎結合に対して、このコンポーネントが密接に連携している状態は密結合と呼ばれている。密結合状態のシステムは、動作は高速であるが、一方のコンポーネントが異常をきたしてしまうと他方のコンポーネントもその影響を受けてしまう。
参考:
BABOK
https://www.sbbit.jp/article/cont1/22277
共通フレーム
http://e-words.jp/w/%E5%85%B1%E9%80%9A%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%A0.html