※この記事は自分の学習記録も兼ねています。
同じように Linux 初心者の方が「黒い画面こわい」から一歩抜け出すきっかけになれば嬉しいです。
1. このパートのゴール
この章で「わかったことにしたい」のは3つだけです。
• Linuxには階層構造がある(スタート地点は /)
• カレントディレクトリ(いまいる場所) を意識して動く
• 最低限のファイル操作コマンド:pwd, ls, cd, touch, cat, mkdir, rm
以降、特に書いていない限り:
• $ は一般ユーザーとして実行
• どのディストリでもだいたい動くコマンドだけ使います
2. 階層構造をざっくりイメージする
Windowsの C:\ みたいな“一番上”が、Linuxでは /(ルートディレクトリ)です。
ここで覚えるキーワードはこれだけ:
• /:ぜんぶの親
• パスには2種類ある
• 絶対パス:/ から始まる(例:/home/ubuntu)
• 相対パス:今いる場所から見た道(例:../log)
3. まず「自分がどこにいるか」を知る:pwd
黒い画面で迷子にならないためのコマンドがこれ。
pwd
• これが「カレントディレクトリ(現在位置)」。
• 以降のコマンドはここ基準で動くので、詰まったときはまず pwd。
4. 中身を覗く:ls
よく使うパターンだけ覚えればOK
ls # とりあえず一覧
ls -l # 詳細(権限/サイズ/更新日時)
ls -a # . から始まる隠しファイルも表示
ls -lh # サイズをKB/MBで見やすく
例:
ls -l
-rw-r--r-- 1 ubuntu ubuntu 0 Nov 9 test.txt
drwxr-xr-x 2 ubuntu ubuntu 40 Nov 9 work
• d で始まっていたらディレクトリ
• - で始まっていたらふつうのファイル
5. 動いて覚える:cd で移動
基本
cd / # ルートへ
cd /home # 絶対パスで移動
cd # ホームディレクトリへ戻る(= cd ~)
相対パス(ここを体で覚える)
cd ~ # /home/ubuntu など自分のホームへ
cd work # 今いる場所の中の work ディレクトリへ
cd .. # 一つ上のディレクトリへ
cd ../log # 一つ上に行ってから log へ
6. ファイルを「作る/見る/消す」
6.1 空ファイルを作る:touch
cd ~
touch hello.txt
ls
6.2 中身を書く:echo+リダイレクト
echo "Hello Linux" > hello.txt # 上書き
echo "2行目" >> hello.txt # 追記
cat hello.txt # 中身を見る
6.3 名前を変える:mv
mv hello.txt memo.txt
ls
6.4 消す:rm
rm memo.txt
ls
• rm は本当に消える(ゴミ箱なし)ので、練習中はテスト用ディレクトリ内だけでやるのがおすすめ。
7. ディレクトリを「作る/消す」
作る:mkdir
mkdir myapp
ls
中に移動してファイルを置く
cd myapp
echo "app config" > config.txt
ls
pwd # /home/ubuntu/myapp などになっているはず
空ディレクトリを消す:rmdir
cd ..
rmdir myapp # 中身があるとエラーになる
中身ごと消したいときは(※超注意):
rm -r myapp
8. 相対パスの感覚をチェックしてみる
ミニ練習:
cd ~
mkdir -p test/dir
cd test
pwd # /home/あなた/test 想定
ls # dir が見える
cd dir
pwd # /home/あなた/test/dir
cd ..
pwd # /home/あなた/test
cd ..
pwd # /home/あなた
9.まとめ
- Linuxは「今いる場所(カレントディレクトリ)」を基準に動く
- 絶対パス(
/から)と相対パス(今いる場所から)の違いが少し見えてきた -
pwd / ls / cd / touch / mkdir / rmがあれば、とりあえず迷っても復帰できる