はじめに
初めての方は初めまして、ご無沙汰の方はお久しぶりです。かれこれ10年くらいやってきたiOSエンジニアです。
実はこれまで1回だけしか転職したことがなくて、当時のことも退職エントリーとして記事書いていましたので、そちらも併せて読んでいただけるとより多くの視点からの情報が見えると思います。簡単にまとめると、当時は天井が見えてきたのが一番の原因で、ついでに開発スタイルの違いや給与面の不満もやはりあったから、勢いで退職願出して転職活動始めたのです。
当時の転職活動を簡単に振り返る
転職活動にあたって、私は知り合いのエンジニアさんからの勧誘と、いわゆる転職エージェントさんからの紹介両方経験しました。実は当時は本当に初めての転職で右も左もわからず、今となっては当たり前のような転職ドラフトさんみたいな転職仲介サービスの存在すら知らなかったので試せなかったです。まあうまく転職できたので結果オーライです。ちなみに最終的に転職で入社したゆめみはエージェントさんからの紹介です。
本題
さて、本題に入りましょう。転職活動して気づいた「やってよかったこと」ですね。今回は2つお話しできたらと思います。
勉強会に参加したことによる収穫
まず私が一番やってよかったことは、転職活動前から様々な勉強会で顔を出して、場合によっては登壇もしたことです。別に転職活動を見据えた活動ではなく、単純に一人で独学したから限界が見えたから、同じ仕事やってる仲間がほしいという単純な理由で勉強会参加したのです。ただ結果として、仕事のスキルだけでなく、今でもよく一緒に遊ぶ友達もできたのは一番の収穫だったと思います。友達は本当に心強いです。転職活動においても所属会社紹介してもらったり、エンジニア面接の時も「あーloveeさんですね知ってる知ってる」とプチ有名人気分になれるのももちろんですが、普段の開発でつまづいた時の相談もできるし、そこからさらに発展してなぜか技術書の共著までできたので、本当に最高です。なのでもしまだ勉強会に参加したことがない方が行ったら、ご自身の分野の勉強会ぜひ参加してみてください。特にオフラインのものです。スキル以上に遥かに貴重な収穫ができます。
転職活動はお見合い、という心構え
次はタイトル通り、「転職活動はお見合い」という心構えです。
偽りなく誠実に対応しよう
何を言いたいかというと、お見合いだから、特にまだ若いエンジニアさんなら自分のことをよく見せようという気持ちはもちろんわかりますが、やりすぎたり嘘ついたりするのは絶対禁物です。むしろある程度ありのままの自分を晒した方がいいと思います。これから入る(かもしれない)会社は、これから長い付き合いになります。長く一緒にいられるコツはお互いどんなに相手のことが好きかではなく、どれくらい相手の嫌な部分を我慢できるかです。だから仮に憧れのあの会社さんに入りたいがために、もしくは早く次の会社に入りたいと焦ってしまうがために、面接で必死に背伸びして、本当は嫌なことやできないことまで「喜んで!」「できます!」と言ってしまうと、もし入社できたらそれらのこととずっと付き合っていかないといけないのです。本当にそんなことできますか?
ここで自分の転職活動の時のエピソードを一つ披露します。私は先ほど今入った会社はエージェントの紹介で知った会社と話しましたが、実は面接前に、エージェントさんは必死に「面接の時は転職理由に給与の話を絶対に入れるな!」「『怠惰』は普通に聞こえが悪いから避けた方がいい!」「Swiftしかやりたくないとかの発言は強気すぎるから絶対言っちゃダメ!」と口説きました。そして私は「はいわかりました」と言いながら面接の時全部破りました。なぜならそれが私の当時の本当の気持ちです(というか今でも相変わらずです)。嘘つきたくないし隠したくないです。それが効いて「この人は誠実な人だ」と思われたからかはわかりませんが、とりあえずお陰様で今でも社内でSwift以外の開発の仕事任されたことなくて穏やかな生活が送れています。
対等な立場でお互いリスペクトし合おう
ちなみに「転職活動はお見合い」はもう一つの意味があります、それは求職者と会社はお互い対等の立場だと思います。これも特に若いエンジニアさんがやりがちなミスかと思いますが、あなたが給与のために仕事を求めてるからと言って、卑しい態度を取ったり不必要なまで相手を持ち上げたりする必要が全くないです。なぜなら会社も同じくらい、仕事を回すために従業員を求めているのです。もちろんだからと言って自分から面接官を責めたり偉そうに大口を叩くのもダメです。お互い対等な立場で、リスペクトし合いながら面談や面接に臨みましょう。
最後に
以上、転職活動して気づいた「やってよかった」ことでした。これで皆さんの転職活動に少しでも役に立てたら幸いです。