TCP/IPとは
- TCP(Transmission Control Protocol)とIP(Internet Protocol)の二つのプロトコル。
- IPを利用、通信するときに必要となる多くのプロトコル群の総称。
- OSI参照モデルの1~4層(TCP/IP4階層モデルでは1~3層)で動作する。
データの送受信
・送信
上位のプロトコルから下位のプロトコルにデータを渡していく際に受け取ったデータにヘッダを付与していく。
・受信
下位から受け取ったデータのヘッダを理解して上位のプロトコルに渡していく。
TCP/IPプロトコルの場合
TCP/IP4階層モデルで見ていくと、、、
第3層のトランスポート層で「TCPヘッダ」を、
第2層のインターネット層で「IPヘッダ」をそれぞれ付与・理解して動作していく。
TCP/IPプロトコルの最大データ量の制限
上位プロトコルのデータサイズは、買いプロトコルのデータサイズにより制限される
ex)上位がIP、買いがイーサネットの場合
IPパケットの最大サイズ = 1500バイト(イーサネットフレームのデータ部分の最大サイズ)
TCPセグメントの最大サイズ = 通常1480バイト(IPヘッダのサイズによる)
FCSとは?
イーサネットフレームが壊れていないか確認用のフィールドのこと
MTUとMSS
MTU(Maximum Transmission Unit):1回の通信で送れる最大のデータ量(IPパケットのサイズ)
MTU=IPヘッダ + TCP/UDPヘッダ + データ
MSS(Maximum Segment Size):TCPで送れるデータ部分の最大サイズ
MSS=MTU - (TCP/UDPヘッダ + IPヘッダ)
MTUの設定
windowsにてMTUの情報を見るには以下のコマンドを使用する
C:\Users\test>netsh interface ipv4 show interface
Idx Met MTU 状態 名前
--- ---------- ---------- ------------ ---------------------------
1 75 4294967295 connected Loopback Pseudo-Interface 1
13 65 1500 disconnected Bluetooth ネットワーク接続
9 45 1500 connected Wi-Fi
16 25 1500 disconnected ローカル エリア接続* 1
17 5 1500 disconnected イーサネット
6 25 1500 disconnected ローカル エリア接続* 2
あまり使わないとは思いますが、、、
MTUを設定するには以下のコマンドを使用します
netsh interface ipv4 set interface 9 mtu=1500