レトロゲーム調は、作ろうとすると、以下の問題が起きます。

●ウィンドウ画面で実行させると画面が小さすぎて分かりにくい。デバッグチェックが厳しい
●フルスクリーンにすると目立ちますが、中間色でドット絵がぼけて表現できない
●画面更新が 60FPS,120FPS などPCのスペックにより変わってしまう

これらの点をクリアする必要があります。

上記3点をクリアしたソースコード

main.cpp


# include <Siv3D.hpp> // OpenSiv3D v0.4.2
void Main()
{
    Graphics::SetTargetFrameRateHz(60);   // 60FPS固定
    Size genesis(320,224);  // MegaDrive(海外だとGenesis)の幅と高さのピクセル
    Window::SetTitle(U"Retro game");  // ウィンドウタイトル（フルスクリーンでは表示されない）
    // ウィンドウの枠を非表示にする
    //Window::SetStyle(WindowStyle::Frameless);   // ウィンドウ枠を消す

    Window::Resize(genesis*2); // ウィンドウ画面にしたとき、小さすぎて見えないので2倍にした
    Scene::SetBackground(ColorF(0.8, 0.9, 1.0));
    Window::SetFullscreen(true);
    Scene::Resize(genesis);
    //
    // シーンをウィンドウに転送する際の拡大縮小フィルタを「補間なし」に
    Scene::SetTextureFilter(TextureFilter::Nearest);

    // 背景を水色にする

    // 大きさ 60 のフォントを用意
    const Font font(60);

    // 320*224のテクスチャを用意(メガドライブと同じ画素数)
    const Texture genesisScreen(U"sonic3tails.gif");

    bool fullscreen = true;

    while (System::Update())
    {
        if (KeySpace.down())
        {
            fullscreen = ! fullscreen;
            Window::SetFullscreen(fullscreen);  // Windowかフルスクリーン切り替え
            Scene::Resize(genesis);
        }
        if (KeyN.down()) // 補間なし
        {
            Scene::SetTextureFilter(TextureFilter::Nearest);
        }
        if (KeyL.down()) // 補間あり
        {
            Scene::SetTextureFilter(TextureFilter::Linear);
        }
        genesisScreen.draw();
    }
}

//https://siv3d.github.io/ja-jp/tutorial/window/

操作キー

● スペース　　　Window画面、フルスクリーン切り替え
● N 　　　　　補間なし、ドットがくっきり見える
● L　　　　　補完あり、境目の色の中間色で埋める、ぼやけた感じになる

動作はうまくいっている。

使用した画像：レトロゲーム画像、画素数同じ

↓ sonic3tails.gif で保存して OpenSiv3Dプロジェクトの Appフォルダに入れる

この画面がフルスクリーンで表示されます。

レトロゲームが好きな人はこれで昔のゲーム機と同じドット絵でのフルスクリーン画面表示可能になります。

画面切り替えを1命令で簡単にできるようにしました。
ブロックをコピペして簡単に使用できます。

続きの記事はこちらです。
https://qiita.com/loppta/items/76aeaa29cd850cf9ad81

レトロゲーム風ゲーム画面設定

操作キー