はじめに
会議(Meet)に参加していると,時間が経つにつれてマイクの設定音量が勝手に下がる現象に悩まされた.
原因と解消法をメモ書きしておく.
発生する条件
- Windows 10
- Google ChromeやMicrosoft Edge(Firefoxでは発生しなかった.他は未検証)
- Google Meet
- USB接続のマイク
検証結果
Meetを開いているときに(Meetがミュート中でも),作動中のマイクから最大音量が検出されると勝手に入力音量が下がるらしいことが分かった.
例えばマイクの作動中に「カチッ」という音が鳴れば一瞬だけ音量バーが振り切れて音量が下がるし,くしゃみをしても音量は下がる.
そして今回の場合は,Meetはミュートにしていてもマイクは作動させたままにしていた.
Meetをミュートにしたからと,何かしらの物音を立てるたび音量が下がったらしい.
ちなみに,マイクの音量バーは「設定」の「システム」→「サウンド」で確認できる(下の画像を参照).
一方でFirefox上のMeetを開いたときには発生しないことに気づき,ブラウザの仕様を疑い始める.
原因
Chrome is Auto Adjusting the Microphone Levelによると,Google Chromeにはマイク音量の自動調節機能がついているらしい.
(もしかしたら同様の現象が起きたMicrosoft Edgeもchromiumの影響を受けているのかも)
つまりMeetの問題ではなくChrome自体の仕様で,このブラウザを使う限り避けられない問題ということ.
解決策
自動調節機能とやらを無効化する.
先ほどのリンクで紹介されていた拡張機能 Disable Automatic Gain Control を使った.
Meetを開き,Meetのタブ上で拡張機能(パズルのピースみたいなやつ)
からDisable Automatic Gain Control
を選択して許可する.
自分の環境では,この手順で解決できた.
おわりに
会議中に勝手に声が小さくなっていく現象は,ふつうに深刻な問題だったので解決してよかった.
本来は通話中に大きな音を鳴らさないための機能と推測できるので,無効化する場合はそれなりの配慮が必要だと思う.