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ubuntu+docker+nvidia/cudaによるYOLO環境の構築

Last updated at Posted at 2017-10-16

YOLOを動かすための環境を構築した時のメモです。クラウドの選択肢がありましたが、物理環境での構築になりました。実際にパソコンを組んでから期間が空いたので思い出しながら書いています。

ハードウェア構成

ハードウェア構成は以下の形で構成しました。GPUは組み立てときに設置せず、OSのインストール・GPUドライバーを入れてからハードウェアに組み込みを行いました。

マザーボード: PRIME H270-PRO
CPU: Core i7 7700K BOX
GPU: ROG STRIX-GTX1070-O8G-GAMING
メインメモリ: Corsair CMK8GX4M2A2666C16 [DDR4 PC4-21300 4GB 2枚組]
ストレージ: ST4000DM004 [4TB SATA600 7200]
電源: RM650x CP-9020091-JP
CPUクーラー H100i V2 CW-9060025-WW
LANケーブル 有線

Ubuntu 16.04 LTS デスクトップ版のUSBメディアを作成

OSを上記に決定しこの記事を参考にusbから起動するためのメディアを作成します。

USBよりOSを起動

BIOSよりUSB起動に設定を行い、Ubuntuを起動・インストールを行います。ウィザードが表示されるため画面に沿ってインストールを行います。

HDDドライブよりOSを起動

USBよりインストールが完了したら、USBを抜き、BIOSの設定よりHDDより起動を行います。

Nvidia-Driverのインストール

ここよりドライバーのバージョンを確認します。

c4e4cd843e2c07f86361c8c50b7f8713.png 46b9de6a8f7f5a53799ec0a41cca7fec.png

**「384.90」**でした。

Driverのインストール

以下、コマンドでインストールを行います。

sudo add-apt-repository ppa:xorg-edgers/ppa -y
sudo apt-get update
sudo apt-get install -y nvidia-384

GPUをマザーボードに取り付ける

パソコンの電源を落とし、GPUをマザーボードに設置します。設置が完了したら、起動して、以下コマンドでインストールできているか確認を行います。

nvidia-smi

SSHの設定を行う

メインパソコンはMacBook Proのため、同一ネットワークから操作するためにSSHサーバを立てます。設定はごく簡単なものだけ行いました。

SSHサーバのインストール

sudo apt-get install openssh-server

SSHの設定

vi /etc/ssh/sshd_config

rootログインを禁止

PermitRootLogin no

再起動

sudo systemctl restart ssh 

固定IPの設定

SSHで繋ぐため固定IPを設定します。少しバージョンが古いですがこの記事を参考に

ipv4 192.168.1.200
ネットマスク 255.255.255.0
ゲートウェイ 192.168.1.1
DNSサーバ 192.168.1.1

で設定。
再起動を行う。

SSH接続確認

Macのターミナルを開き

ssh user@192.168.1.200
ee1d13118cd958550dad3becb3e38fdc.png

入れました。

CUIモードでサーバを起動

ググったら以下でいいとのこと。

sudo systemctl set-default multi-user.target 

Nvidia-Dockerの準備

ホスト環境(Ubuntu)を汚さないために、Nvidia-dockerをインストールします。ホスト側にDriverが必須ですがすでにインストールが完了しているため、Dockerをインストールします。
Dockerはここに沿って入れるだけです

手順に沿って進めて行きます。

Dockerのインストール準備

パッケージの更新

sudo apt-get update

HTTPS経由でのaptを使用するために必要なものをインストール

sudo apt-get install \
    apt-transport-https \
    ca-certificates \
    curl \
    software-properties-common

dockerの公式GPGキーを追加

curl -fsSL https://download.docker.com/linux/ubuntu/gpg | sudo apt-key add -

安定板を入れれるように以下を実行

sudo add-apt-repository \
   "deb [arch=amd64] https://download.docker.com/linux/ubuntu \
   $(lsb_release -cs) \
   stable"

Dockerのインストール

パッケージを更新

sudo apt-get update

インストール

sudo apt-get install docker-ce

sudoなしでdockerの実行

sudo usermod -aG docker user

次回ログインした際に有効になるようです。

Nvidia-Dockerのインストール

Nvidia-Dockerに必要なNvidia-driverとDockerのインストールが完了したので公式のインストール手順に沿ってインストールを行います。

# Install nvidia-docker and nvidia-docker-plugin
wget -P /tmp https://github.com/NVIDIA/nvidia-docker/releases/download/v1.0.1/nvidia-docker_1.0.1-1_amd64.deb
sudo dpkg -i /tmp/nvidia-docker*.deb && rm /tmp/nvidia-docker*.deb

# Test nvidia-smi
nvidia-docker run --rm nvidia/cuda nvidia-smi

YOLO環境の作成

以下コマンドでコンテナを起動

nvidia-docker run nvidia/cuda:8.0-runtime-ubuntu16.04 bash

YOLOのインストール

こちらも公式サイト通りに作業を進めます。

cd ~/
git clone https://github.com/pjreddie/darknet
cd darknet
vim Makefile

GPUを有効化

GPU=1

make

make

YOLOの動作確認

学習結果をダウンロードし

wget https://pjreddie.com/media/files/yolo.weights

推薦処理の実行

./darknet detect cfg/yolo.cfg yolo.weights data/dog.jpg

結果

layer     filters    size              input                output
    0 conv     32  3 x 3 / 1   416 x 416 x   3   ->   416 x 416 x  32
    1 max          2 x 2 / 2   416 x 416 x  32   ->   208 x 208 x  32
    .......
   29 conv    425  1 x 1 / 1    13 x  13 x1024   ->    13 x  13 x 425
   30 detection
Loading weights from yolo.weights...Done!
data/dog.jpg: Predicted in 0.016287 seconds.
car: 54%
bicycle: 51%
dog: 56%

YOLOを動かす環境が出来上がりました。

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