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テナンシ間 OCI カスタム・イメージの移行

Last updated at Posted at 2021-03-29

本ブログは、オラクル・クラウドの個人ブログの1つです。

初めに

今回は、テナンシーを跨ぎ、OCIカスタム・イメージの移行方法を紹介したいと思います。例えば、OCIの検証環境から他テナンシーの本番環境に、Computeインスタンスを移行したい場合、この方法は適用します。

対応OS

  • Oracle Linux 6, 7, 8, 9;
  • CentOS 7, CentOS stream 8
  • Ubuntu 18, 20, 22;
  • Windows Server 2012, 2016, 2019, 2022

検証ケース
OS: Oracle Linux 7.9 と Windows Server 2022
イメージ・タイプ:OCI

シナリオ A
image.png
作業流れ:
 1. カスタム・イメージを作成
 2. カスタム・イメージをエクスポートし、PAR(読み取り専用)を作成
 3. カスタム・イメージをインポート
 4. カスタム・イメージより、インスタンスを新規作成
※ステップ1と2は、移行元のテナンシーで実施し、ステップ3と4は、移行先のテナンシーで実施します。
以下のシナリオBと比べて、読み取り専用のPARで済みますので、ベストプラクティスとなります。

シナリオ B
image.png
作業流れ:
 1.カスタム・イメージを作成。(移行元のテナンシーで実施)
 2.PAR(読み書き)を作成。(移行先のテナンシーで実施)
   カスタム・イメージを移行先のオブジェクト・ストレージにエクスポートする。(移行元のテナンシーで実施)
 3.カスタム・イメージをインポートする。 (移行先のテナンシーで実施)
 4.カスタム・イメージより、インスタンスを作成。(移行先のテナンシーで実施)

作業手順
シナリオAを実施例にします。

1. カスタム・イメージを作成

実行中のインスタンスのイメージを作成すると、インスタンスが停止し、数分間使用できない状態になります。インスタンスは、プロセスが完了したときに再起動します。

2. カスタム・イメージをエクスポートし、PAR(読み取り専用)を作成

  • カスタム・イメージのエクスポート
    Compute -> Instance -> Custom Images

BUCKETを指定します。

エクスポート実施中 (完了後、状態は"Available"に変わります。)

  • PARの作成 (読み取り専用)
    Object Storage -> Bucket Details (Custom-Image) -> Source-Instance-Image ->Create Pre-Authenticated Request

URLをコピーしておいてください。(二度と表示できませんので、ご注意ください。)

3. カスタム・イメージをインポート

ここから、移行先のテナンシーで実施します。
Compute -> Custom Images -> Import Image

Linuxの場合
コピーしたURLを入力します(イメージ・タイプをOCIに指定する)。

Windowsの場合
次のように内容を入力します。

入力後、「Import Image」をクリックし、インポートを開始します。(完了後、状態は"Available"に変わります。)

4. カスタム・イメージより、インスタンスを新規作成

カスタム・イメージより新インスタンスを作成

イメージを指定

以上です。


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