1. OCIストレージ・ゲートウェイとは
ストレージ・ゲートウェイは、オンプレミス・アプリケーションをOCI (Oracle Cloud Infrastructure)に接続できるクラウド・ストレージ・ゲートウェイです。データをNFSターゲットに書き込むことができるアプリケーションでは、REST APIを取り込むためにアプリケーションを変更しなくても、OCI Object Storageにデータを書き込むことができます。

ストレージ・ゲートウェイの特徴をより深く理解するには、Oracleが提供する他のファイル転送ツールと比較してみるとわかりやすいでしょう。Oracleではオブジェクト・ストレージにアクセスするための複数のツールを用意しており、それぞれに特性があります。用途や要件に応じて最適なツールをお選びください。
ファイル転送ツールの比較
| OCI Console | OCI CLI | OCI Storage Gateway | |
|---|---|---|---|
| オフィシャル・サポート | ✔ | ✔ | ✔ |
| 料金 | 無料 | 無料 | 無料 |
| 利用方式 | ブラウザ利用(GUI) | コマンド・ライン | マウント |
| OS | 制限なし | Linux/Windows/MacOS | Oracle Linux 7およびUEKリリース4以降 |
| インストールと設定 | 不要 | 必要※1 | 必要 |
| 認証方法 | ユーザ・パスワード | APIキー | APIキー |
| プロトコル | HTTPS | HTTPS | NFSv4, HTTPS |
| 利用場面 | ・汎用 ・手動転送 |
・フォルダ丸ごと転送 ・バッチ処理に向き |
・大量ファイルの転送に向き ・ファイル同期処理 |
| 利点 | クイックスタートに最適 | ・コマンドラインユーザーに優しい ・比較的軽量 |
・巨大なファイルを転送する時、パフォーマンスが有利 ・管理コンソール付き |
| 最新バージョン (2022年8月) |
サポート対象ブラウザーについては、Doc ID 2697934.1をご参照。 | 3.13 | 1.4 |
※1、Cloud Shellにインストールと設定済なので、直接に利用可能。
注意
- Windows OSはサポート対象外。
- 汎用のNASサーバではなく、データ転送の目的として使ってください。
【お知らせ】
この記事の詳細は、個人ブログ「OCI Tech Journal」で公開しています。ぜひご覧ください。👉 https://oci-tech.jp/storage-gateway-guide/
目次
1. OCIストレージ・ゲートウェイとは
2. システムの要件
3. 事前準備
4. ストレージ・ゲートウェイのインストール
5. 管理コンソールへのログイン
6. 最初のファイル・システムの作成
7. ファイル・システムをクライアントへのマウント
2024年3月追記
Storage Gatewayは、2024/2/28よりEnd of Lifeになることがアナウンスされました。代替案は、OCI-CLIか、Rcloneなどをご利用ください。アナウンスの詳細は、こちらを参照ください。