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【Vitest書き方】describe, it, test, beforeAll...って何?

Last updated at Posted at 2024-01-06

Vitestは、JavaScriptおよびTypeScriptのためのモダンなテストランナーおよびアサーションライブラリです。VitestはJestにインスパイアされているため、describe, it, beforeAllなどの関数の使い方はJestと非常に似ています。これらの関数を使用してテストスイートを構成し、個々のテストケースを定義し、テストの実行前に必要な準備を行います。

基本的な構造

  • describe: テストスイートをグループ化するために使用されます。関連するテストケースを一つのブロック内にまとめることができます。
  • it/test: 個々のテストケースを定義します。テストしたい具体的な動作や機能に対して記述します。一般的に、it と test は同じ目的で使用されますが、テストケースを記述する際の文脈によって選択します。
  • beforeAll: すべてのテストケースが実行される前に一度だけ実行される関数です。テストに必要な初期化処理などを行います。
  • afterAll: すべてのテストケースの実行が完了した後に一度だけ実行される関数です。テストの後片付けなどを行います。
  • beforeEach/afterEach: それぞれのテストケースが実行される前後に毎回実行される関数です。

サンプルコード

以下にVitestを使用したテストコードの例を示します。

import { describe, it, expect, beforeAll, afterAll } from 'vitest';

describe('数値のテスト', () => {

  beforeAll(() => {
    // すべてのテストケースの前に実行される処理
    console.log('テスト開始前の初期化');
  });

  afterAll(() => {
    // すべてのテストケースの後に実行される処理
    console.log('テスト完了後の後片付け');
  });

  it('数値の等価性テスト', () => {
    expect(2 + 2).toBe(4);
  });

  it('数値の不等価性テスト', () => {
    expect(2 + 2).not.toBe(5);
  });

});

この例では、describeブロックを使用して、数値に関するテストケースをグループ化しています。it関数は個々のテストケースを定義し、expectとアサーションメソッド(例えばtoBenot.toBe)を使用して期待される結果を検証します。beforeAllafterAllは、テストスイートの開始前後に実行される処理を定義しています。

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