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AWS認定5資格を取得して学んだこと

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AWS認定5資格を取得して学んだこと

はじめに

2024年4月に新卒でIT企業に入社し、現在は社会人2年目です。
CCoE(Cloud Center of Excellence)チームの一員として、AWS Well-ArchitectedレビューやAWS利用ガイドラインの整備、コスト管理の仕組みづくりなどに携わっています。

先日、AWS Certified Generative AI Developer - Professional(AIP)に合格し、これまでに以下の5つのAWS認定資格を取得しました。

  • AWS Certified Solutions Architect – Associate(SAA)
  • AWS Certified Cloud Practitioner(CLF)
  • AWS Certified AI Practitioner(AIF)
  • AWS Certified Machine Learning Engineer – Associate(MLA)
  • AWS Certified Generative AI Developer - Professional(AIP)※2026年3月現在 Beta版

スクリーンショット 2026-03-11 172055.png

この記事では、それぞれの資格の受験を通じて感じた難易度や学習方法、そしてAWSの学び方についてまとめます。

取得した資格と難易度

まずは、取得した資格と体感難易度、学習期間をまとめます。

前提知識: SAA受験時はAWS実務経験なし。入社時研修でAWSの基礎は学習済み

資格 難易度 学習期間 コメント
SAA 約2ヶ月 AWS初挑戦で範囲が広く大変
CLF 約2週間 SAA取得後だったため比較的容易
AIF 普通 約3週間 AI基礎知識の学習が必要
MLA やや難 約1ヶ月 機械学習の問題が難しく一度不合格
AIP 約1ヶ月 Professional試験で文章量が多い(Beta版)

なぜこの順番で受験したか

最初にSAAを受験した理由は、入社時の研修でAWSを学び、アーキテクチャの基礎を理解したかったためです。
SAAを取得することでAWSサービスの役割や構成パターンを理解でき、その後の資格学習も進めやすくなりました。

その後は以下の流れで受験しました。

  • CLFでAWSの基礎概念を整理
  • AI領域の知識を広げるためにAIF
  • 機械学習領域の理解を深めるためにMLA
  • 生成AI領域を学ぶためにAIP(Beta版)

各資格を受けて感じたこと

SAA(最初の壁)

最初に受験したのは Solutions Architect Associate でした。

AWSを本格的に学び始めたタイミングで受験したため、サービスの種類や構成パターンなど覚えることが非常に多く、最初はかなり苦労しました。

特に以下の点で苦戦しました。

  • サービスの使い分け: 似たようなサービス(EBS/EFS/S3、RDS/DynamoDB/Redshift)の違いを理解するのに時間がかかった
  • アーキテクチャパターン: 高可用性、スケーラビリティ、コスト最適化など、複数の要件を満たす構成を考えるのが難しかった

ただ、この資格を通じて以下を体系的に理解できるようになりました。

  • AWSサービスの基本
  • アーキテクチャの考え方
  • 各サービスの役割

AWS学習の基礎になる資格です。

学習には、Udemyの問題集に加えてPing-tというサイトも活用しました。
現在はCLFの対策もできるようなので、これから受験する方はぜひ活用してみてください。

CLF(AWSの全体像を整理)

CLFはSAA取得後に受験しました。

すでに多くのサービスを理解していたため難易度は高くありませんでしたが、AWSのサービスカテゴリやクラウドの基本概念を改めて整理できました。

AIF(AIの基礎知識)

AI Practitionerでは以下の内容が問われます。

  • AIの基本概念
  • 機械学習の基礎
  • AIサービスの役割

SAAを取得していたためAWSサービス自体には苦労しませんでしたが、以下の点は少し勉強が必要でした。

  • AIの基本用語(教師あり学習、教師なし学習、強化学習など)
  • モデルの考え方(過学習、汎化性能など)
  • AWSのAIサービスの使い分け(Rekognition、Comprehend、Translateなど)

MLA(機械学習の理解が必要)

Machine Learning Engineer Associateは、一度不合格になりました。

AWSサービスの知識というより、以下の点で苦戦しました。

  • 機械学習の基礎(アルゴリズムの使い分け)
  • モデル評価(Precision、Recall、F1スコアなど)
  • データ前処理(正規化、標準化、欠損値処理など)

1回目の受験(不合格)

Udemyの問題集を1周しただけで受験しました。
問題の解説を読んで「理解した気になっていた」のが敗因でした。

特に以下の点で混乱しました。

  • 機械学習の評価指標: Precision(適合率)とRecall(再現率)の違いが曖昧だった
  • アルゴリズムの使い分け: 主成分分析(PCA)、XGBoost、Random Forestなど、どの場面でどのアルゴリズムを使うべきか判断できなかった

2回目の受験(合格)

ChatGPTを活用して、苦手分野を効率的に克服しました。

ChatGPTの活用方法:

「AWS認定のMachine Learning Engineer Associateの勉強をしています。PrecisionとRecallの違いがなかなか覚えられません。解説と覚え方を教えてください。練習問題を出してください」

このように具体的に質問することで、以下の効果がありました。

  • Precision(適合率)やRecall(再現率)といった似た用語の違いを解説してくれた
  • 「偽陽性を減らしたい→Precision」「偽陰性を減らしたい→Recall」という判断ルールを提案してくれた
  • 段階的に難易度を上げた練習問題を5問出題してくれた
  • 自分の弱点に特化した問題を繰り返し解くことで、苦手分野を効率的に克服できた

不合格後に変えたこと:

  • 問題集を解くだけでなく、理解できない部分はChatGPTで練習問題を作成
  • 苦手な評価指標やアルゴリズムを重点的に学習
  • 1日1時間程度、すき間時間を活用して継続的に学習

MLAは比較的新しい試験で、AWSサービスの知識だけでなく、機械学習の概念理解も求められる試験です。

AWSサービスとしては SageMaker関連の内容が多い印象でした。

AIP(文章量が多い!)

Generative AI Developer - Professional(AIP)は、初めて受験したProfessionalレベルの資格でした。

aws-certified-generative-ai-developer-professional- (2).png
先着5000人に授与される限定バッジ

※2026年3月現在、AIPはBeta版として提供されています。

Beta版のため、問題数は85問、試験時間は205分と、他のProfessional試験やSpecialty試験よりも長丁場でした。
一通り解き終わった時点で残り30分ほどしかなく、すべてを見直すことはできませんでした。気になる問題を見直して、時間いっぱいまで使いました。

試験時間が長く、問題文や選択肢の文章量も多いため、集中力を保つのが大変でした。

また、MLAがSageMaker中心だったのに対して、こちらは以下の内容が中心でした。

  • Amazon Bedrock
  • 生成AIのユースケース
  • RAG(Retrieval-Augmented Generation:検索拡張生成)構成

苦労した点

  • 文章量の多さ: 1問あたりの文章量が多く、読むだけで時間がかかる
  • 時間配分: 最初の方で時間をかけすぎて、後半で焦った
  • 選択肢の絞り込み: 似たような選択肢が多く、判断に迷う

対策

問題を解く際は、ヒントになるキーワードを拾うことを意識しました。

例えば、「コスト最適化」「低レイテンシ」「高可用性」などのキーワードから求められる要件を素早く把握し、選択肢を絞り込むようにしました。

合格後に知ったこと

合格後、Udemyに英語の問題集があることを知りました。
これから受験する方は、ぜひ活用することをおすすめします。

学習方法

どの資格も基本的には Udemyの問題集を中心に学習しました。

資格 学習方法
CLF Udemy問題集を1周
SAA Udemy問題集を2周 + Ping-t
AIF Udemy問題集を2周
MLA 1周 → 不合格 → AIを活用して苦手分野を再学習
AIP ガイドを確認し、各サービスを整理

AIPについては問題集が少ないため、以下の方法で準備しました。

  • 試験ガイドを確認
  • 各サービスの理解を整理
  • AWS公式ドキュメントで最新情報を確認

資格を取って変わったこと

資格取得を通して一番変わったのは、AWSサービスの名前を聞いたときに、何をするサービスかをだいたいイメージできるようになったことです。

AWSはサービスの数が非常に多いですが、以下のカテゴリごとに整理して理解することで、全体像をつかめるようになりました。

  • ストレージ(S3、EBS、EFS、Glacier)
  • コンピュート(EC2、Lambda、ECS、Fargate)
  • AI(Bedrock、SageMaker、Rekognition、Comprehend)
  • データ分析(Athena、Redshift、QuickSight、Glue)

これから

現在はAWSの学習と並行して、技術ブログでの情報発信や社内勉強会での登壇も行っています。今後は残りのAWS認定資格にも挑戦していく予定です。

これから受験する人へのおすすめ順

個人的には以下の順番がおすすめです。

  1. CLF
  2. SAA
  3. AIF
  4. MLA
  5. AIP(Beta版)

CLFとSAAでAWSの基礎を理解してからAI系資格に進むと、理解しやすいと感じました。

まとめ

社会人2年目で5つのAWS認定資格を取得して感じたのは、**「継続する習慣」**の大切さです。

習慣づけるために、1日5問問題を解くという小さな目標を立てました。
通勤時間でも簡単に達成できる目標ですが、何もしない日を作らないよう意識しました。
この習慣が徐々に身につき、連続して資格を取得できました。

また、同じような内容が他の認定試験でも出題されることがあるため、「次もやってみよう」と気楽に考えて続けることができました。

学習を進める中で、MLAで一度不合格になりましたが、その経験があったからこそ、自分の弱点が明確になり、効率的に学習できました。
ChatGPTに苦手な部分の練習問題を作ってもらったり、具体例を出してもらったりすることで、独学でも十分に対策できることが分かりました。

これから受験する方へ、個人的なアドバイスは以下の3点です。

  1. CLFから始めるのがおすすめ: 全体像を把握してからSAAに進む方が楽
  2. 小さな目標で継続する: 1日5問など、通勤時間でできる目標を立てる
  3. AIツールを使い倒す: 苦手な部分の練習問題を作ってもらうと理解が深まる

資格取得はゴールではなく、AWSを実務で使うためのスタートラインです。
これからAWSを学ぶ方の参考になれば幸いです。

参考

AWS認定試験公式ページ

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