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Amazon S3 ストレージクラス一覧

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Last updated at Posted at 2026-08-02

Amazon S3 ストレージクラス一覧

  • 備忘録として、Amazon S3の各ストレージクラスをまとめました。

汎用(頻繁にアクセスするデータ向け)

クラス 説明 最初のバイトのレイテンシー 可用性(設計値) 最小保存期間 用途
S3 Standard 標準ストレージクラス ミリ秒 99.99% なし Webサイト、アプリケーション、コンテンツ配信など頻繁にアクセスするデータ全般
S3 Intelligent-Tiering アクセス頻度を自動監視し最適な階層に自動移動 ミリ秒 99.9% なし アクセスパターンが不明・変動するデータ(データレイク、新規アプリなど)

高パフォーマンス

クラス 説明 最初のバイトのレイテンシー 可用性(設計値) 最小保存期間 用途
S3 Express One Zone 単一AZで超低レイテンシーを実現 1桁ミリ秒 99.95% 1時間 機械学習・分析など最もアクセス頻度が高く低レイテンシーが求められるワークロード

低頻度アクセス

クラス 説明 最初のバイトのレイテンシー 可用性(設計値) 最小保存期間 用途
S3 Standard-IA 複数AZに保存する低頻度アクセス用 ミリ秒 99.9% 30日 バックアップ、DR用ファイルなど、たまにアクセスするが即時アクセスが必要なデータ
S3 One Zone-IA 単一AZのみに保存し低コスト化 ミリ秒 99.5% 30日 再作成可能なデータ、他リージョンからのレプリカなど可用性要件が低いデータ

アーカイブ

クラス 説明 最初のバイトのレイテンシー 可用性(設計値) 最小保存期間 用途
S3 Glacier Instant Retrieval アーカイブデータに即時アクセス ミリ秒 99.9% 90日 四半期に1回程度アクセスする医療画像・メディア資産など
S3 Glacier Flexible Retrieval 数分〜数時間で取り出し、大量データの一括取得は無料 分〜時間 99.99% 90日 バックアップ、DR用途で年1〜2回程度アクセスするデータ
S3 Glacier Deep Archive 最安価格帯。長期保存・デジタル保存向け 12〜48時間 99.99% 180日 7〜10年以上保持するコンプライアンス関連データ、磁気テープの代替

選び方の目安

要件 推奨クラス
一般的なWebアプリ・コンテンツ配信 S3 Standard
アクセスパターンが不明・変動する S3 Intelligent-Tiering
機械学習・分析で超低レイテンシーが必要 S3 Express One Zone
バックアップ・DR(即時アクセスは必要) S3 Standard-IA
再作成可能なデータでコスト最優先(低頻度) S3 One Zone-IA
アーカイブだがミリ秒アクセスが必要 S3 Glacier Instant Retrieval
バックアップ・DRで数分〜数時間の取り出しでOK S3 Glacier Flexible Retrieval
長期保存・コンプライアンス対応(最安) S3 Glacier Deep Archive

耐久性(Durability)について

  • すべてのS3ストレージクラス99.999999999%(イレブンナイン) という業界最高水準の耐久性を持ちます
  • 10,000,000個のオブジェクトを保存した場合、平均して10,000年に1個程度しか失われない計算です
  • デフォルトでは最低3つのAZにまたがってデータを冗長化しており、これにより高い耐久性を実現しています

耐久性と可用性の違い

指標 意味 S3での例
耐久性(Durability) データが失われない確率 全クラス共通で99.999999999%(11 nines)
可用性(Availability) データにアクセスできる確率 クラスにより異なる(S3 Standard: 99.99% 〜 S3 One Zone-IA: 99.5%)

ポイント

  • S3ではすべてのクラスで耐久性は同じ(11 nines)ですが、可用性はクラスごとに異なります
  • One Zoneクラス(S3 One Zone-IA、S3 Express One Zone)は、単一AZにしかデータを保存しないため、他のクラスと同じ耐久性を持ちながらも、AZ障害時にはデータそのものが失われるリスクがあります(火災や水害などの物理的損失の場合)
  • 一方、複数AZに保存するクラス(Standard、Standard-IA、Glacier系)は、AZ障害が起きてもデータは保護されますが、一時的にアクセスできなくなる可能性はあります(=可用性の話)

最新の仕様・料金は必ずAWS公式ドキュメントで確認してください。

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