まえがき
2026年3月に統計検定の勉強を始め、3月21日に2級、そして約2ヶ月後の5月23日に準1級に一発合格することができました。得点率は以下の通りで、準1級についてはかなりギリギリの合格でした。
私は大学で簡単な確率論に触れた程度で、本格的な統計学の講義や実務経験はありませんでした。この記事では、理系大学生の視点から、2級と準1級を最短ルートで突破するための勉強法や、本番の難易度について共有したいと思います。
統計検定の取得を目指している方の参考になれば幸いです。
受験時のスペック
まずは参考までに、私の当時の状況です。
- 学年: 大学4年(理系)
- 統計学の知識: 大学の講義で簡単な確率論に触れた程度。それ以外の本格的な統計学は未履修
- 経験: ソフトウェア開発のアルバイトをしていたり、機械学習について勉強中。ただし、データサイエンスに関する実務や専門的な仕事の経験は無し
統計学を勉強しようと思ったきっかけ
最初は単純に、統計学が面白そうという知的好奇心からでした。
しかし、最近機械学習の勉強を進める中で、論文や技術解説の文脈に統計学の知識がサラッと登場することが多く、統計学の基礎をしっかり理解していた方が圧倒的に有利だと感じることが増えてきました。
また、今のAI時代において、データサイエンスや統計の素養を身に付けておくことは強力なリスキリングになると感じたことも大きなモチベーションです。
統計検定2級
まずはベースとなる2級の対策です。3月の初頭から勉強を開始しました。
使用した教材
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とけたろう先生のYouTube・note
- YouTube: とけたろうチャンネル
- note: とけたろうブログ
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統計WEB
- Webサイト: 統計WEB(統計学の時間)
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青の統計学
- Webサイト: 青の統計学
- 日本統計学会公式認定 統計検定2級 公式問題集
実際の勉強法
まず、とけたろう先生のYouTube動画をnoteを併用しながら1周しました。とけたろう先生の動画は非常に分かりやすく、これだけでも十分合格ラインに到達できます。
動画の喋り方は理解しやすいようにゆっくりめになっているので、最初は1.5倍速、2周目は2倍速で流して時間を節約しました(理解が追いつかないと感じたら速度を落とせばOKです)。
その後、統計WEBを読み進めつつ、理解が浅い章や忘れてしまった単元をYouTubeでピンポイントで見直しながら、公式問題集を6回分解きました。
問題集での得点率は最初からすべて80%を超えており、90%以上取れる回も多かったです。
直前期は、動画の全見直し、とけたろう先生の「2級チートシート動画」の視聴、および青の統計学での問題演習を行いました。
2級の振り返りとアドバイス
本番の試験は、公式問題集よりもやや捻った問題が多く、少し難しい印象を受けました。試験終了時は満点もあり得ると思っていたんですが、結果は79点での合格(60点以上で合格)でした。凡ミスが多かったのか、配点に重み付けがあったのか等は不明です。
最短合格のための結論:
高得点合格にこだわらないのであれば、統計WEBや青の統計学は無理にやる必要はありません。とけたろう先生の動画を見て、公式問題集を2〜3回分回すだけで合格可能だと思います。
統計検定準1級
2級合格後、間を空けずに準1級の対策へ移行しました。5月23日の試験に向けて、ここから難易度が跳ね上がります。
使用した教材
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とけたろう先生のYouTube・note (有料ですが、購入する価値はあると思います。)
- YouTube: とけたろうチャンネル
- note: とけたろうブログ
- 統計検定準1級公式ワークブック
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公式ワークブック解説補助(Zenn記事)
- 参考記事: 統計学実践ワークブック 例題ノート
- 日本統計学会公式認定 統計検定準1級 公式問題集
実際の勉強法
まず、とけたろう先生の準1級動画を1周しました。2級と違って内容がかなり難しく、なかなか理解しきれなかったのですが、「まずは全体像を掴む」と割り切って泥臭く1周終わらせました。
次に、公式ワークブックの例題に挑戦しました。しかし、初見では半分程度しか解けませんでした。しかもワークブックの解説はかなり簡素で不親切です。そこで、理解できない問題は統計学実践ワークブック 例題ノートを参考にさせていただきました。非常に分かりやすく補足されており、助かりました。なお、解き直しは一部の問題のみに留めました。
ワークブックを一通り見た後、自信のない単元に絞ってとけたろう先生の動画をもう1周しました。1周目にあれだけ分からなかった内容が、不思議とすんなり理解できるようになっていました。いかに根気よく耐えて最初の1周目を終わらせるかが、準1級攻略の肝だと思います。
仕上げに公式問題集を6回分解きました。得点率はアベレージ80%程度でしたが、巷で「難易度が狂っている」と噂の2021年6月の年過去問だけは5~6割しか取れませんでした。なお、記述問題はCBT対策には不要と考えて解きませんでした。
直前は、2級と同様にチートシート動画を見返し、過去問の復習を数問だけ軽く行いました。
準1級の振り返りとアドバイス
本番は、過去問よりもさらに難しかったです。2級以上に過去問との難易度の乖離が激しく、2021年6月の問題を超えているレベルではないかと体感しました。結果としては、62点とかなりギリギリでの合格でした。
規約上、具体的な問題は言えませんが、重箱の隅をつつくような知識問題や、類題も見たこと無い初見問題がかなり多く出題されます。合格には、より網羅的で深い理解が必要です。
受験のコツ:
現在はCBT方式でいつでも受けられます。一通りワークブックと過去問の勉強が済んだら、まずは1回受けてみて、出題傾向を肌で知るというスタンスで特攻してみるのがおすすめです。落ちてもサイクルを回して再対策すれば良いので、完璧を求めすぎずに挑戦してみるのが合格への近道だと思います。
これからの展望とまとめ
実は、統計検定2級と同時にデータサイエンス発展の資格も取得していました。そのため、次のステップとしてはデータサイエンスエキスパートの取得を目指したいと考えています。
また、今後は資格試験だけでなく、Kaggleにも積極的に挑戦していきたいです。せっかく統計学を体系的に学ぶことが出来たので、日々のインプットやソフトウェア開発の現場、機械学習の勉強などへうまく還元していこうと思います。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!この記事が、統計検定に挑戦する方のモチベーションに繋がれば幸いです。

